可夢偉「ちょっと予想外に避けきれなくて……」

LAT

ーースタート直後の接触は？
「バックストレートで3〜4台が並んだんですけど、『誰がどこでブレーキを踏むか状態』でした。バトンが思いのほか早くブレーキを踏んだので、それを避けようとしたんですけど避けきれなくてフロントウイングが当たってしまった。前がガラガラだったので（バトンは）もっと遅らせると思っていたんですけど、早かったですね。避けようと思って右に行ったらロズベルグに当たってしまい、完全にボーリング状態でした（苦笑）。
　ロズベルグに当たって、マシンが止まらなくなってしまったのかと思っていたんですけど、ビデオを見たらその前にバトンに当たっていました。リタイアに追い込んでしまったのは申し訳ないんですけど、ポジションを争っていたし、レースなのでしょうがないですね。ただ、ちょっと予想外に避けきれなくて……」

ーー1コーナーは？
「僕は外側にいたんですけど、みんなが外に押し出してきたから僕もコースの外に逃げました。ロズベルグのさらに外側にいたから、彼が飛び出してきたら僕はもう行き場がなかったです。そこからペレスが来て4台並んで……」

ーーバックストレートは4ワイドの接戦でした？
「ギリギリでしたよ。危なかった。いや、もうちょっと広がってくれたらいいのにと思ったんですけど、なかなかうまくいきませんね」

ーー本来のペースは良かったはずですよね？
「クルマも良かったので、もうちょっとレースがしたかったですね。普通に走れていたら良いレースができたと思うんですけど、クルマがダメージを負っていたので、あそこでレースが終わってしまった。走っていてもスピードが遅いので、最後はピットに帰ってきました。40ポイントぐらいダウンフォースがなくなっていましたからね。レースにならなかったです」

ーー自分だけペナルティというのは納得いかない？
「（実質的に）レースは終わっていたから良いです。逆に、何でも来てくれっていう状態でした。1時間ストップでも良いですよ（笑）」

ーー次のインドはコース特性も似ているし、大丈夫ですよね。
「そうですね、問題ないと思います。だから落ち着いてやっていこうと思います」