日本GP編:息詰まるバトンとの3位攻防戦を分析
2012年10月9日
小林可夢偉:予選4位/決勝3位
素晴らしい走りでした。可夢偉のタイヤと、追い上げるバトンのタイヤの状況が分かっていた人は、最後の5〜6周をはらはらしながら見たことでしょう。
31周目、新品のハードタイヤに履き替えた可夢偉は、前を走るマッサを追い掛けるためプッシュし、セクター1で区間ベストを記録するなどしました。ああいう走りをするとタイヤの持ちが悪くなる。
ところが、その後、可夢偉は我慢の走りに転じました。バトンは可夢偉の4周後にタイヤを履き替えている。そのうえ、可夢偉とは対照的にゆっくりしたペースで入りました。タイヤ的には有利な状況です。
可夢偉はあのまま無理を重ねていたら、タイヤをだめにしていたかもしれません。
ところが、途中でタイヤをもたせる走りに切り換え、いよいよバトンが迫ってきた時点で再びプッシュし、追撃をしのぎました。このとき、DRSが使用可能になる1秒以内にバトンを入れなかったのが良かった。
本当にぎりぎりのつらい戦いだったでしょうが、そういうシビアな状況をコントロールできるのが可夢偉。スタートの瞬間からゴールの瞬間まで、状況を冷静に見極めながらの走りでした。見事な3位だったと思います。
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※シンガポールGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 331 |
2位 | ランド・ノリス | 279 |
3位 | シャルル・ルクレール | 245 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 237 |
5位 | カルロス・サインツ | 190 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 174 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 155 |
8位 | セルジオ・ペレス | 144 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 62 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 24 |
※シンガポールGP終了時点
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 516 |
2位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 475 |
3位 | スクーデリア・フェラーリ | 441 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 329 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 34 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 31 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 16 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 13 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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