フェラーリ「ギャンブルしたのは間違いではない」
2012年6月13日
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フェラーリは、カナダGPで優勝の可能性を考えてギャンブルをしたことは間違いではなかったと述べている。首位を走行していたフェルナンド・アロンソは1回ストップを選択したが、それが失敗に終わり、最終的に5番手まで順位を落とす結果になった。
トップを走るルイス・ハミルトンが2回目のピットストップに入り、アロンソが首位に繰り上がった。フェラーリは優勝の可能性に賭け、アロンソをピットに入れずに最後まで走らせることに決めたが、アロンソのタイヤは、チームの予想と異なり、急激に大きなデグラデーションに見舞われ、ペースが大幅に落ちたアロンソは、ハミルトン、ロメイン・グロージャン、セルジオ・ペレス、そして終盤ピットストップを行ったセバスチャン・ベッテルにも抜かれ、5位でフィニッシュすることになった。
このギャンブルには批判も出ているが、チーム代表のステファノ・ドメニカリは、レース中のその時点では間違った判断ではなかったと主張した。
「後から考えるのは簡単だ。私の子供たちは7歳と8歳だが、その彼らだって(後になってからなら)正しい判断ができるだろう」とドメニカリは戦略について語っている。
「最初のピットストップの時にはひとつポジションを上げることができ、あれは正しい判断だった。だがその時点では1回ストップにするか2回ストップにするか、決めていなかった。その時点で1回ストップに決まっていたなら、フェルナンドをもっと長く走らせただろう」
「その後、ペースとフェルナンドのタイヤ管理の状況を考慮し、フェルナンドとも話し合ったところ、タイヤは1回ストップ戦略でもいいペースを保てる状態に思えた」
「ある段階に来たら、どちらかのソリューションを選択しなければならない。その段階で我々が持ち合わせていた要素から考えると、(1回ストップで)問題なさそうだった。そのためその方向で行くことにした。今になって言うなら、もちろんそれは間違った行動だと言うほかない」
「だが本当のミスはベッテルをカバーしなかったことだ。彼があれほど早く追いついてきて、逆に(アロンソの)タイヤが非常に急激に『崖』から落ちてしまうとは、予想していなかった」
アロンソもレース後、勝利の可能性に賭けたフェラーリの決断を支持している。
「あれが間違った戦略だという意見には同意できない」とアロンソ。
「グロージャンは1回ストップで勝利に近いところまでいった。だから1回ストップは正しい戦略だった」
「僕がハミルトンの後でピットストップをしていたら、ハミルトンの後ろの2位でフィニッシュしただろう。でももし僕のタイヤのデグラデーションがグロージャンと同程度だったら、僕が優勝し、ベッテルが2位、グロージャンが3位、ハミルトンは4位だったかもしれない。そうしたら君たち(メディア)はマクラーレンのガレージに行って『2回ストップ戦略は間違っていた』と言っただろうね」
「ハミルトンの後ろにいた僕らは、ピットストップをせずに、勝利をつかみにいった。結局はうまくいかなかったけれど、そういうアプローチにも、ポイントを獲れたことにも、僕は満足だ」
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※オーストリアGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
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※オーストリアGP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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