2012年F1モナコGPの土曜予選で、フェラーリのフェリペ・マッサは7位を獲得した。
■スクーデリア・フェラーリ
フェリペ・マッサ 予選=7位
いい予選だった。7番手よりもっといい順位を絶対に獲得できたはずだ。Q1とQ2の状況を見れば、5番手も可能だったと思う。残念ながらQ3ではトラフィックのせいで完璧にクリーンなラップを走ることができなかった。でもここでトラフィックに遭うのはよくあることだ。そうは言っても、今回のグランプリにはここまでのところすごく満足している。やっとF2012を楽しんで走らせることができるようになった。ここで選んだセッティングのおかげでF2012のポテンシャルを最大限に引き出すのがかなり楽になっている。今後の選手権に向けても注意を払っていくことが重要だ。僕らはまだ、トラクションが重要な場所で少し苦しんでいる。僕らのマシンでベストな場所とコーナーごとに比較してみると、それは明らかだ。でもこのエリアにおいても前進したのは確かだよ。
ミハエルは素晴らしいラップを走ったね。彼にお祝いを言いたい。明日のレースで彼が僕のすぐ近くのグリッドまで下がらなければならないのは残念なことだ。 明日はいいレースができることを期待しよう。僕にとって新しいチャンピオンシップがスタートすることを願っているよ!
フェルナンド・アロンソ 予選=6位
イタリアには「ゆっくりと進む者は、順調に成功を収める」という諺があるよね。今僕らが行っているのはそれだ。一歩一歩、僕らは上位に近づいている。
この予選には満足しているよ。僕らチームにとって今季ベストの予選だった。今週末はずっと、いい感触を持っているんだ。Q3ではあちこちで100分の数秒ずつ削れたかもしれないが、予選順位を上げられたとは思っていない。前のドライバーとの差はコンマ3秒だからね。
通常ここでは優勝争いをするのはトップ3のグリッドについたドライバーたちだから、僕らの現実的な目標は表彰台の一角だ。一方で、サプライズがある可能性があることも分かっている。今日も、ミハエル(・シューマッハー)のポールというサプライズがあった。彼はペナルティを受けるためにポールを存分に生かすことはできないけれど、それでもポールを獲れて本当によかったね。僕もとても嬉しい。
今日の午後と明日の午前中に、チームと一緒に検討して最適な戦略を決めなければならない。ソフトタイヤはうまく機能しているけれど、僕らはスーパーソフトでスタートする。スーパーソフトがどれぐらい持つか、少し分からない部分がある。レースの中で、スーパーソフトのパフォーマンスを探っていくよ。
選手権を考えるといいグリッドだよ。直接のライバルたちの中で僕らより前のグリッドにいるのはハミルトンだけだし、ベッテルは9番手スタートだ。
ミハエルが隣のグリッドに並ぶことについて? 久しぶりだから、彼が近くにいるのは嬉しいよ。でも僕は6番グリッドのドライバーよりも前の4人のドライバーを抜くことに集中していく。