アレックス・ブルツの引退により、ブラジルGPでF1デビューを飾ることとなったウイリアムズの中嶋一貴が、彼の決断には感謝しているとコメントした。

　27日に開かれたレノボのトークイベントに出席した中嶋一貴は、チームやスポンサーと、多くの人の支援があってレースをすることができたと述べる一方、大事な最終戦を残しながらも引退を決めたブルツに対し次のように語った。

「アレックスが僕にシートを譲ってくれるという決断をしてくれたことで、僕自身レースをすることができましたし、本当にいい経験をすることができました。そういう意味でもアレックスには感謝しています」

「今回彼は僕の初レースに対し、チーム側にセッティングの提案を行ってくれていましたが、正直それは使いませんでした。それというのも、レースウィーク当初からクルマのバランスは悪くなかったですし、自分としてもクルマを大きく変えたくはないという思いがありました。だからレースに向けては、バランスをアジャストするだけのセットアップに留めました」

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