シンガポールでの、F1史上初のナイトレース開催が正式に決定した。FIA世界モータースポーツ評議会が、2008年の第15戦のシンガポール戦を照明下で行うことを正式に承認したのだ。

　この決定は、ヨーロッパでのテレビ視聴率を上げることを目的としているが、シンガポールでの夜間レースは、ほかの地域でも視聴者を掘り起こす役割を果たすだろう。
　このレースの準備のために、ポール・リカールとインディアナポリスで、すでに照明のテストが行われており、グランプリのための照明システムの設計と施工に関し、イタリアのバレリオ・マイオーリ株式会社との間で同意書へのサインが行われている。
　このレースでは、1500近くの投光器が使用され、コースは通常のスタジアムよりも4倍近い明るさになると見られている。

「私たちは、歴史を作ろうとしている――2度の照明のテストが成功しており、F1史上初のナイトレースを実現するために順調に進んでいる」とシンガポールGPの副チェアマンであるコリン・シン氏は語った。
「私たちの目的のひとつは、シンガポールを世界中のF1ファンの方々に見ていただくことなので、スタート時間が遅いことは、この目的の達成に役立つだろう」
「市の高層ビルが空にそびえ立つ美しい背景も、見所のひとつとなるだろう」

• -
  ツイート
• 0
  シェア