ドラマチックで波乱の展開となったカナダGPを終え、Honda Racing F1 Teamはインディアナポリス・モータースピードウェイで開催される次戦アメリカGPを戦うべく、アメリカへと向かう。
■中本修平
シニア・テクニカル・ディレクター
「前戦カナダは満足のいくレースができなかったので、次のインディアナポリスに期待したいです。インディアナポリスは、高速区間と曲がりくねった低速区間が混ぜ合わさり、また違ったセットアップが要求されるコースです。そしてここは、カナダより抜きどころが多いです。さらにいい結果をつかみ取るために、できる限りプッシュしたいと思います」
■ジェンソン・バトン
「インディアナポリスではいつも、レースを楽しんできた。F1でここを走るまでは、バンクのあるサーキットを走ったことがなかったから、ここの最終コーナーを駆け抜ける気分は最高だ。もちろんインディカーで走るバンクとは違うことはわかっているが、僕らも十分、あの大きな傾斜を感じられる。ここは僕の好きな高速コースというわけじゃないが、何個所か抜けるポイントがある。ここで速いタイムを出すには、長いストレートで、空力抵抗を発生させず、最高速をキッチリ出せるセッティングにすることだ。歴史も古く、観客たちは本当にレースを愛している。僕らも行くたびに大きな声援をもらうし、週末の雰囲気はすばらしい」
■ルーベンス・バリチェロ
「インディアナポリスはとてもユニークなサーキットで、ここではいつも色々なドラマが生まれる。レイアウト自体はさほど難易度は高くなく、インフィールド区間はすごくスピードが低い。でもあのバンクを全開で駆け抜けるのは、実にいい気分だ。あちこちでオーバーテイクが見られるのも、ファンにはたまらない。グリッドから1コーナーまではかなり長いから、そこでも抜くチャンスはあるし、バックストレートのブレーキングも狙い所だ」