ベルギーGPが現在消滅の危機にさらされているとの憶測がなされているが、バーニー・エクレストンは、地方政府は契約どおり、ベルギーGPを開催しなければならないとコメントした。

　イベントのプロモーターが破産を申告したため、2006年のカレンダーにおけるスパの地位は明らかに不確実なものになっている。
　今年は地方政府がプロモーターにおよそ1千万ポンド（約20億円）を貸し付けて、何とかイベント消滅の危機を脱した。しかしながら、彼らは2006年も同様の貸し付けを行う余裕はないと明言しており、ワルーン地方の経済大臣ジャン‐クロード・マルコートは、直接エクレストンに支援を求めようとしているようだ。
　だが、エクレストンの発言を見る限り、彼の態度はあまり同情的とは言えない。
「私たち（FOM）とワルーン地方政府との間には契約がある。私には議論が起こる理由が分からない」と、彼はベルギーのラ・ソワール紙に対して述べた。「心配する必要は全くない。契約書にサインがされているからには、その契約は守られなければならないだろう」
　ベルギーGPは暫定的なスケジュールとして来年9月17日に開催が予定されている。開催地のスパ−フランコルシャンは、これまでに39回のF1グランプリが開催された由緒あるサーキットである。

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