マーク・ウエーバーは、来季ウイリアムズで同僚となることが決まった20歳のGP2チャンピオン、ニコ・ロズベルグは、間違いなくF1で期待どおりの活躍をするだろうと述べた。
かなり前から予想はされていたことだが、先週の木曜になってようやく、ロズベルグがウイリアムズのセカンドドライバーとなることが確定した。彼は、ジェンソン・バトンやキミ・ライコネン、新ワールドチャンピオンのフェルナンド・アロンソらがそうであったように、若くしてF1にステップアップすることとなったのだ。
ウエーバーは、ロズベルグは若くても、期待されている仕事を果たすに違いない、と語った。
「彼は、なすべきことを自覚しているし、きっと活躍するだろう。それは、まったく間違いないと思うよ」とウエーバーはロイター通信に対して語った。「彼は準備ができているし、レースシートを得るためにいい仕事をしてきた。彼はレースシートに値するドライバーであり、チームにとっても今回のことはいいことだ。彼はテスト中、ミスは全く犯さず、とても堅実だった」
「未来のことは誰にも分からないし、結果としてどうなるかは分からない。ジェンソンはとても若くて、キミ同様素晴らしい仕事をしていた。ああいった連中は、わずかしか経験がなくても、すぐにチャンスを得た。ニコも同じようなレベルにいると思うから、きっと力を発揮するだろう」
ウエーバーはまた、ロズベルグがこの仕事にふさわしいドライバーだと思う、とも語った。一方、ロズベルグとシートを争っていたアントニオ・ピッツォニアは、ロズベルグの能力に疑問を投げかけていた。
「シーズンがどんな展開になるのかを予想するのはいつも難しいけれど、彼は完全に自分の実力と、速くコンペティティブに走れる能力のおかげで選ばれたのだと思う。彼がF1で走る準備ができていないというのなら、ほかの誰ができているというんだい?」
「彼はできる限りのことを、すべて成し遂げてきた。すべての項目をクリアして、今年の(GP2)選手権を制し、ウチのマシンのテストでも素晴らしい仕事をしてきた。彼は完全に準備ができているよ。各チームやマシンが来年どれだけ戦闘力を発揮できるのか、知っている人間は世界中のどこにもいないけれど、彼はこれまでのところ、できる限りのことをしてきている」