ファン−パブロ・モントーヤが、トルコGP終盤のアクシデントを巡って、彼のマシンに突っ込んできたティアゴ・モンテイロを非難した。
モントーヤはレース終了後、2位は楽勝のはずだったにもかかわらず、ルノーのフェルナンド・アロンソに抜かれ3位に後退する羽目になったのは、単にモンテイロのブレーキングが遅れたせいだろうと語った。
またモントーヤは今回のアクシデントについて、あと一歩で初優勝というところでヨス・フェルスタッペンに接触された2001年のブラジルGPを引き合いに出した。幸い、トルコでモントーヤはレースを続けることができた。2001年のレースではフェルスタッペンに責任があるのは明らかであったものの、今回のアクシデントについてはモンテイロに全責任があるかどうかは判然としない。
「(ゴールに向けて)僕はクルージングしていた」とモントーヤ。「3位との差は把握していた。僕としては、その差をゴールまで維持していくだけだったので、プッシュする必要はなかった。フィニッシュまで残り3周で、3位と6秒差があった。1周2秒縮まったとしても、2位でゴールできるはずだった。問題はまったくなかった。ところが、モンテイロをパスした時のことだ。彼はブレーキングで……僕には分からないけど、彼はブレーキングするのが遅すぎたんじゃないかな」
「モンテイロは、数年前フェルスタッペンが僕にやったのと同じことをしてくれた。ショックだったよ。でも、ミラーを覗き込んだとき、リヤウイングはちゃんとしていた。その後、コーナーふたつくらいはマシンのフィーリングに問題がなかったので、それまでと同じようにターン8にアプローチしたら、大きくふくらんでしまった。高速コーナーは唯一ここだけだ。レースが終わってピットに戻って見たら、リヤのディフューザーがめちゃくちゃに壊れていた。だから、どうしようもなかった」
「1−2フィニッシュは楽勝だっただけに、残念だ。マシンは本当に速かったしね。選手権争いでは1−2フィニッシュが理想だったから、チームのために本当に残念に思う」
一方、マクラ―レンのボス、ロン・デニスは、モントーヤをある程度までは擁護している。
「ファン−パブロのアクシデントについてだが、2周も周回遅れになる者は、パスされる際に十分なスペースを空けるべきだということを言っておきたい。1−2フィニッシュを達成し損ねた原因は、アクシデントによるダメージに加え、ターン8でのオーバーランがあったためだ」