F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

フライ「ドライバーはまだ決定していない」

2005年8月6日

 フェラーリは火曜日、ルーベンス・バリチェロが今シーズンいっぱいでチームを離れると発表、バリチェロのBAR行きが一層真実味を帯びてきた。一方のBARからはいまだ何の発表も無いが、ハンガリーGP後、チーム代表ニック・フライは、“2席を巡る3人”のドライバーの状況について英クラッシュネットに語り、いまだ検討中で結論は出されていないことを示唆した。

Q:ハンガリーでは2台ともポイントを獲得しましたし、ジェンソンは7月だけで19ポイントを獲得しました。これはかなりかなり明るい材料ですね。
ニック・フライ(以下NF):正しい方向に行っていると言っていいと思う。だが今日はもっとやれるはずだった。確かに車自体は以前よりもかなり速くはなっているんだが、明らかに今日のタイヤチョイスは誤りだった。我々とルノーはハードタイヤで走ったが他はソフトを選んでいた。結論から言えば彼らは正しく我々は間違いだった。ハードを選べば予選では苦労するだろうとは思っていたが、その分レースではアドバンテージがあると考え、それをベースにして準備を進めてきた。実際レースの終盤ではそのアドバンテージが現れたんだがね。あと20周あればレースに勝てたと思う。だが残念ながら、レースは我々のタイヤにとっては距離が短すぎたということだ。

Q:そのタイヤチョイスがどの程度ハンデとなりましたか?
NF:控えめに言っても1周コンマ5秒は遅かったし、レースの序盤に関して言えばその差はもっと大きかった。とはいえタイヤチョイスを間違っていなければマクラーレンやフェラーリに勝てただろうとまでは言わないよ。だがレースタイム全体で言えば、40秒は速く走れていたと思う。

Q:4レース連続でポイントを獲得しましたが、これで一安心といったところでしょうか。
NF:レースの勝利と車の開発作業は徹底的に追及しており、それが結果に現れてきているのだと思っているし、今年の最後まで徹底的に作業は続ける。チームのスタッフは本当に素晴らしく、よく働いてくれている。実際、昨年一年で施した変更点よりも、今年これまでの前半での変更点の方がはるかに多くなっている。もっとも昨年はシーズン当初より調子がよく、一年を通してずっと好調を維持できていたがね。今年はタフな時間をシーズン当初は過ごしたが、確実にコンディションは戻りつつあるということをレースで証明できていると思っているよ。


Q:ジェンソンをチームに引き止めるためにどのようなことをしていますか? またこのことは単にフランク(・ウイリアムズ)との間の商法的な問題なのですか?
NF:我々は彼らの契約内容に関してはまったく知らないんだ。テレビでジェンソンが話していたのを聞いただけだが、それによれば内容に拘束力があるようには思えないね。いずれにせよまずはフランクとジェンソンで話し合わなければいけないことだ。我々の立場は明確で、ジェンソンに対してドアを開けて待っているだけだ。彼と過ごした数年は素晴らしいものだったしね。だが今回のことは彼ら契約当事者間の問題なのだ。

Q:当然私たちとしてはルーベンス・バリチェロ獲得の発表があるものと考えているんですが、そのことに関しては?
NF:今の時点で言えることは何も無い。だが多くのドライバーがチームへの興味を示してくれていることは嬉しく思う。というのは、今年これまでのホンダの頑張りやチームの改善点に対する評価であり、我々が正しい方向へ進んでいるという証明になるからだ。そのことは大いに自信になるが、まだ発表できることは無い。

Q:BATはブラジルで多くのタバコを販売していますが?
NF:そう。そしてジル(・ド・フェラン)と同郷であり、友人でもある。その友情があるから彼を雇い入れたのは間違いないね。

Q:ところであなたの描く理想のラインナップの中には佐藤琢磨の居場所は明らかに無いんですが、彼はどこへ行ってしまうんでしょう?
NF:琢磨のポジションは非常にクリアだ。我々が期待しているのは彼が全戦でポイントを獲ることだ。今日は本当にいい仕事をしてくれた。チームがコンストラクターズのタイトルを狙おうと思えば、全レースでポイントに貢献してくれる2名のドライバーが必要なのだ。琢磨にとっては試練のときだ。

Q:琢磨の今年のパフォーマンスにはがっかりしていますか?
NF:今年のチームは浮き沈みが激しかった。もちろんそれはジェンソンと琢磨の影響が大きいんだが。そういう状況で彼の評価を下すような発言はアンフェアだと思っている。彼は以前どおりの速さを取り戻しているが、そのスピードを全部のレースで示し、その全部のレースでポイントを獲得してチームに貢献することが必要だ。琢磨にそれを要求するのは極めて当然のことだと思っているし、実際それが現実だ。F1とはそういうものであるし、モータースポーツの根幹の部分だ。チームが総合優勝を狙おうとするのなら、ポイントを稼いでくるドライバーが2人必要なんだ。




レース

9/20(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
9/21(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
9/22(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※シンガポールGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン331
2位ランド・ノリス279
3位シャルル・ルクレール245
4位オスカー・ピアストリ237
5位カルロス・サインツ190
6位ルイス・ハミルトン174
7位ジョージ・ラッセル155
8位セルジオ・ペレス144
9位フェルナンド・アロンソ62
10位ニコ・ヒュルケンベルグ24

チームランキング

※シンガポールGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム516
2位オラクル・レッドブル・レーシング475
3位スクーデリア・フェラーリ441
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム329
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム86
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム34
7位マネーグラム・ハースF1チーム31
8位ウイリアムズ・レーシング16
9位BWTアルピーヌF1チーム13
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第18戦シンガポールGP 9/22
第19戦アメリカGP 10/20
第20戦メキシコシティGP 10/27
第21戦サンパウロGP 11/3
第22戦ラスベガスGP 11/23
  • 最新刊
  • F1速報

    Rd17 アゼルバイジャン&Rd18 シンガポールGP号