今週末のハンガリーGPについてジャック・ビルヌーブは、ザウバーの好調を予想している。
前戦ドイツGPで厳しいレースに耐えたビルヌーブは、特にファンの熱狂ぶりを挙げて、ブタペストに行くのは嬉しいと付け加える。
「ハンガリーはレースが楽しいし、全体の雰囲気もいい。みんなグランプリに熱狂して、とてもすばらしい街だ。あそこでレースをするのは毎年楽しみだ」
「ストレートらしいところが本当になく、ずっとターンばかりの変わったトラックだね。普通ならいいことではないが、なぜかあのレイアウトは実際のところ楽しくて、リズムがいい。オーバーテイクは難しく、現実的なチャンスがある場所はおそらく第1コーナーだけだろう」
「またハンガロリンクは車のバランスを出すのがいつも難しいサーキットなのだが、僕らの車はその特性にもきっと合うと思う。気温と路面温度が高いこともタイヤに影響する。事実、暑ければ暑いほどドライバーに、またエンジンにも厳しくなるのだが、準備は万端だし、現実的にみてこのレースはいい調子でいけると思う」
ビルヌーブのチームメイト、フェリペ・マッサもまたビルヌーブ同様にハンガロリンクの大ファンで、きっといいレースになりチームのポイント加算の可能性もあると話す。
「大好きな場所だよ」とマッサ。「トラックのレイアウトがいい。すごくタイトに見えるが、実際はそうではない。中速から高速にかけてのコーナーがいくつかあって、これがいつもいい。唯一の問題はオーバーテイクが相当に難しいことだから、車は本当にほとんど予選用にしなければならないし、そうすれば場合によってはレース全体にわたって守りの走りができる」
「去年はブレーキ故障が出てしまったが、燃料をたっぷり積んで走ったフリー走行ではトップ10に入るタイムで周回できたから、僕に向いているトラックなのだと思うし、ザウバーC24にも合うといいと願っている。今年はミシュランタイヤだから、ここでもきっといけると思う。この週末を本当に楽しみにしている」