元F1チームボスのエディ・ジョーダンは、BMWがなぜその将来をザウバーとの新しい関係の上に築こうと決めたのか、理解できないと述べた。

　自らもヤマハ、プジョー、無限、フォードなど、さまざまなワークスエンジンのサポートを受けてきたジョーダンだが、彼はチームボスのペーター・ザウバーを個人的に尊敬しているものの、ザウバーチームにはまだ優勝の実績がないと指摘する。
「いったいどうしてBMWがウイリアムズのようなチームを捨てて、選手権は言うに及ばず、まだレースの勝ち方さえ知らないチームと組むことを望んだのか、私にはまったく理解できないね」とジョーダンは言う。「おそらく信用という点ではF1の世界でも最も純粋に正しく高潔な人物であるペーター・ザウバーを私は愛しているが、それと同じくらい明らかなのは、過去の記録を見る限り、彼はグランプリウイナーではないということだ」
「心理的にも、彼がまずグランプリで1勝を挙げていなければ、選手権を獲りに行くことなど考えられないだろう。その観点から、私はこの動きには多少の疑問を感じざるをえないよ」
「ペーター・ザウバーには、誰も予想しなかったような手を繰り出してレースに勝ちまくったりするような力はない。この先、最大の問題になるのは、レースに勝ち、選手権に挑戦するためには誰もが持っていなければならない計り知れない強さだ。私はもう足を洗ってしまったが、ペーターよりも私の方がずっと適任だったかもしれない。なぜなら、私は98年と99年にレースに勝つという経験をしてきたからだ」

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