F1フランスGPフリー走行4回目で最速となったのはルノーのジャンカルロ・フィジケラで1分14秒466のタイムを記録。以下、ラルフ・シューマッハー(トヨタ)、キミ・ライコネン(マクラーレン)となった。日本勢はBARホンダの佐藤琢磨が6番手、ジェンソン・バトンが9番手。トヨタのヤルノ・トゥルーリが10番手をマークし、各陣営が予選に挑むこととなった。
土曜午前9時からフランスGPフリー走行3回目は始まった。天候は曇り、気温18度、路面温度19度、湿度88%、風速1.2メートルというコンディション。コースの路面は、ややウェトな状態。
セッション序盤はニック・ハイドフェルドが最初にフルラップ走行を行い、1分30秒272のタイムをマークをしていった。
セッション中盤に入っても、フルラップ走ったのはフェルナンド・アロンソ、キミ・ライコネン、ジャンカルロ・フィジケラ、ニック・ハイドフェルド、マーク・ウェバーの5台のみで、フィジケラが1分26秒651でトップに立った。
終盤の時間帯になっても、計測ラップを行ったのはジェンソン・バトン(BARホンダ)、デイビッド・クルサード(レッドブル)、マーク・ウェーバー(ウイリアムズ)、クリスチャン・アルバース(ミナルディ)のみ。その後、セッション終了直前にアロンソが1分25秒934でトップに立ち、フリー走行3回目は終了した。
結局フルラップ走ったのは9台で、トップはアロンソ。以下フィジケラ、ライコネン、クルサード、バトン、というトップ5だった。区間タイム最高はセクター1がフィジケラ、2と3がアロンソ。
午後からは天候回復の予報からかフェラーリ勢の2台は全く走っていない。
フリー走行4回目も天候は曇り、気温20度、路面温度22度、湿度81%というコンディションで、10時15分からスタートした。
セッション序盤からフリー走行3回目とは打って変わって各車ドライ用のタイヤを装着してコースへ。まずは佐藤琢磨とキミ・ライコネンが計測ラップを行い、佐藤琢磨が1分18秒605をマーク。ライコネンは1分16秒251でトップに立ち、いち早く16秒台へと突入していった。
セッション中盤に入ってもライコネンは速さをみせる。自らのタイムをさらに更新していき1分15秒483で15秒台へと入っていった。ここまでで上位のオーダーはトップがライコネン。以下アロンソ、フィジケラ、トゥルーリ、ルーベンス・バリチェロと続き、1分16秒台のタイム。
セッション終了10分前になると、次々とトップタイムが入れ替わる展開となった。まずファン-パブロ・モントーヤが1分15秒223でライコネンのタイムをパス。しかしそれをフリー走行3回目では全く走っていないフェラーリのバリチェロが更新。1分15秒218でトップへ。その後もライコネン、ラルフ・シューマッハーとそれぞれがタイムをブレイクしていくが、セッション終了1分前にフィジケラが出した1分14秒466が、最終的にトップタイムとなった。
11時チェッカー。トップはフィジケラ。以下2番手ラルフ、3番手ライコネン、4番手アロンソ、5番手シューマッハーまでが1分14秒台のタイム。さらに11番手のデイビッド・クルサードまでが1分15秒台で1秒以内での接戦となった。区間タイム最高はセクター1がラルフ、2がトゥルーリ、3がフィジケラだった。