チーム・ザウバー・ペトロナスは11日、三菱電機ヨーロッパB.V.（三菱電機ヨーロッパ株式会社、設立国オランダ）と3年間にわたるパートナーシップ契約を結んだと発表した。
　チーム側の声明には以下のように記されている。
「三菱電機との提携により、ザウバーはワイヤカットおよびダイシンキングのシステムの供与を受け、三菱電機は大規模なマーケティングおよび広告権を有することとなる。さらに両社が緊密な協力関係を結び、F1という分野で具体的なノウハウを構築していくことに同意した」
　ザウバーのテクニカルディレクター、ウイリー・ランプは、次のように説明した。
「近年、EDMテクノロジーの重要性が高まってきている。これは、我がチームのデザイナーがコンポーネンツの方向づけをする上で新たな可能性を提供するものである。つまり、従来の機械加工技術を上回っていくのは明らかである」
　三菱電機ヨーロッパは、ザウバーとのコラボレーションを高い競争力が求められるチャレンジであると位置づけている。
「レースでトップクラスのパフォーマンスを発揮するには、レーシングカーのコンポーネンツの製作・製造においてもトップクラスのパフォーマンスが必要だ。三菱電機は、ワイヤカットEDMの分野におけるテクノロジー・リーダーであり、理想的な方法でそれらの必須条件を満たすものである」

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