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ホンダ「BARへのペナルティは厳しすぎる」

2005年5月10日

 BARは、サンマリノGPで車重規定違反があったとして、FIA控訴裁判所からスペインGPとモナコGPへの出場停止、ならびにイモラでのポイントと表彰台無効の裁定を受けたが、これに関しホンダがコメントを発表した。
 バトンのマシン007は、サンマリノGP終了後に6時間に及ぶ検査を受けた後、バルクヘッドの裏にフュエルチャンバーが隠されていたことが発覚した。レース委員はルール違反と認めなかったものの、FIAは裁判所に提訴した。FIAはBARを今シーズン全戦出場停止にするという最大限のペナルティを訴えていたが、裁判所は、BARが「故意にやったわけではない」ものの「不透明である」とし、イモラでのポイントを無効とし、スペインとモナコの2戦の出場停止を言い渡した。
 ホンダのスポークスパーソンはロイター通信に対して次のように語った。「FIA控訴裁判所の決定は厳しすぎると思った。私たちは、ルール違反をしていないという証拠を彼らに提出した。かかる件に関するレギュレーションはとても曖昧なものだ。はっきりとした定義が必要だと思う。自分たちにペナルティを科せられた理由が理解できない。そもそもFIAから不正行為をやったと決めつけられたこと自体、ショックだった」
「FIAは、私たちが燃料タンクに新しいデバイスを使用していることを知っていた。そのデバイスなしではマシンが走らない。私たちはルールを破っていないと思っているし、レース委員だってそのことを認めてくれた。従って、今回の裁定をとても遺憾に思っている。F1にとっても悪い影響を及ぼすものだ」




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