F1ルーキーのクリスチャン・アルバースは、マシンさえ許せばグランプリレースを走りきる力があることをすでに証明しているが、最も注目を集めているのはスタートのうまさだ。アルバースによれば、それはDTMでレースをしていた時に身につけたものだという。
アルバースは、今季3戦目を終えた後で、次のように語った。「スタートは楽しいよ。僕はDTMでかなり練習を積んだんだ。バーレーンでは、スタートで3台をパスした。これはやる気が出るね。僕はたくさんのことを学んでいるところだし、どんどんよくなってきているよ」
「DTMで学んだすべてのことに今でもすごく感謝しているんだ。HWA/メルセデスチームはとてもプロフェッショナルだったし、彼らならF1チームだって簡単に運営できるだろう」
アルバースはまた、特にマレーシアとバーレーンで完走できたことから、F1に必要な体力があることを証明した。新しい同僚のパトリック・フリーザッハーは、シーズン前、体力に自信がないと言っていたが、アルバースの方は、より涼しいヨーロッパでのレースとなる第4戦からは、何の問題もないはずだ。
「僕は体力を証明したけれど、この先2、3週間は、ほとんどの時間をトレーニングをして過ごすつもりだ。本当に体調はいいけれど、もっと体力を上げたいんだ」
アルバースは、イモラでのサンマリノGPにミナルディの新車PS05で挑むことができそうだ。この新車は、今まで開発が続けられてきており、まだ実戦に登場していない。チームは、このマシンを今週末にテストしようとしている。
「イモラでのレースが本当に楽しみだよ。新しい、とてもアグレッシブな外観のミナルディの新車がそれまでに登場しているはずだからね。このマシンによって、僕がチームやファンの人たちやスポンサーに、印象的なリザルトをもたらせるといいな」
「最初の3戦はエキサイティングだったし、僕にとっては大きな経験だった。パトリックと僕は旧型のミナルディをドライブしなくてはならなかったけれど、たくさんのことを学べたし、僕らは2人とも2戦ずつ完走できたからよかったよ。僕らはいいチームだし、お互い、常に刺激し合っているんだ。この前のレースでは、予選がかなりうまくいって、僕らはジョーダンからたった0.5秒差だった。ミナルディはF1キャリアをスタートするのに、最高の場所だよ。たくさんのことを学べるし、チームはとてもフレンドリーでプロフェッショナルだからね。ポール・ストッダートは、やる気を出させる天才だ。僕はF1でとても快適に過ごしているし、次のレースが待ちきれない気持ちだよ」