ウィルス性の感染によりマレーシアGPを欠場した佐藤琢磨は、今度の週末のバーレーンGPを待ちわびている。
琢磨は体調もずっとよくなっているうえ、去年はこのイベントで5位に入り、同僚のジェンソン・バトンは3位に入っているため、BARホンダチームがここで今季初ポイントを挙げて、今後につなげていけることを期待している。BARチームは、2004年にコンストラクターズ2位を獲得しており、それと同様の活躍をすることを目指している。
「マレーシアでの不運な状況の後なので、バーレーンでマシンに復帰するのが待ちきれないよ」と琢磨は語った。
「去年、この同じレースで、僕はいい週末を過ごせた。5位でポイントを獲得できたので、またあそこへ行けるのが本当に楽しみだ」
一方、ジェンソン・バトンも、先週のポール・リカールテストは雨に邪魔されて、完璧には行かなかったものの、チームが進歩しているところを見せたいと意気込んでいる。
「ポール・リカールでは、いくつかの空力パーツをテストして、ポジティブな結果が得られた。悪天候のせいで、予定したタイヤテストはまったく行えなかったけれどね。雨が断続的に降り続いて、プログラムが邪魔されたんだ」と、バトンは語った。
気持ちをバーレーンに切り替えて、バトンは次のように付け加えた。「去年バーレーンでレースをしたのは、素晴らしい経験だったよ」
「僕にとっては、ドライブするのが楽しいサーキットだ。高速でスムーズなセクションがあるし、2つの大きなシケイン(4コーナーと5コーナー)から、高速の左、右のコーナーにかけて、マシンをプッシュするのが楽しいんだ。いくつか追い越しの機会があって、一番のチャンスは、ロングストレートエンドの1コーナーだ。すごくたくさんのチームがコンペティティブな状態だから、エキサイティングなレースになるはずだよ」