悪天候によりコクピットに入る時間を奪われてきたオランダ人ルーキーのクリスチャン・アルバースが、ミナルディのこの冬最後のテストを行い、グランプリデビューが待ち切れない気持ちであることを明かした。
元DTMトップドライバーのアルバース。今月序盤のミサノで雪と霧のために走行ができなかった分をようやく取り戻し、先週土曜、イモラにて新チームメイトのパトリック・フリーザッハーとともにPS04Bを駆り貴重な47ラップを走った。空力の新案は4月のイモラで新車PS05に導入される予定だが、開幕戦のメルボルンからも使用される為、今回のテストでその動作確認を行った。
同日のタイムはわずかにフリーザッハーに上回られたが、アルバースも自身のやり終えた仕事に満足できたようだ。そして、早くメルボルンに向かいたくてうずうずしているという。「今日のテストには満足しているが、グランプリデビューまでもう待ちきれないよ」と笑顔を見せる彼。「今日はいい仕事ができたという気分だし、シーズン開幕戦のオーストラリアに発つ前にいいテストができたと自信も持てた」
「ミサノでの悪天候のために(今月序盤は)プログラムのすべてを消化することができなかったが、今日は、特に徹底的にテストしたフロントとリヤの各ウイングなど、新しいコンポーネントについて価値ある情報を集めることができた。僕はピットストップとスタートの練習もしたよ。このトラックではマシンはすばらしい感触だったし、今日はなんの技術的な問題もなかったので、今シーズンには殊に期待できると思う。メルボルンを控えた最後のテストでこれはいい兆候だと思う」
「幸運にも僕は現地に慣れるためとチームのスポンサー活動のためにオーストラリアに早めに向かうことができる。だが、やはりミナルディでの初レースが待ちきれないんだ……」