モータースポーツが本格的な幕開けを迎えたばかりの中東で、その歴史にまた新たな一章が付け加えられようとしている。２００５年１月９日、バーレーン・インターナショナル・サーキットでＢＭＷパフォーマンスセンター・バーレーンがオープンするのだ。
　そのこけら落としとなるイベント、フォーミュラＢＭＷアジア２００５のライセンスコースとスカラシップ選考会には、アジア全域から２０名以上のジュニアドライバーたちが集まることになっている。
　野心に燃える若きドライバーたち（最年少は弱冠１５歳！）は、まずフォーミュラＢＭＷレーシングセンター・バーレーンでモーターレーシングの理論的な基礎を学んだ後、真新しいＦＢ０２ＢＭＷフォーミュラカーでのプラクティスに臨む。インストラクターは元レーシングドライバーのポール・スプーナーとマイク・ストロットマン。後者はフォーミュラＢＭＷレーシングセンター・バレンシアのディレクターでもある。
　バーレーンのＢＭＷパフォーマンスセンターは、フォーミュラＢＭＷだけではなく、ＢＭＷドライバートレーニングの本拠にもなる。２００５年春から開始されるドライバートレーニングでは、ＢＭＷ１シリーズからＭ３までに至る車両を用いて、トレーニングセンター内のコースとバーレーンのレーストラックの両方を利用しながら、受講者のレベルに応じたさまざまな安全トレーニングコースが開かれる。
「バーレーン・インターナショナル・サーキットをＢＭＷパフォーマンスセンターのパートナーとすることができて光栄だ」とＢＭＷモータースポーツディレクター、マリオ・タイセンは述べた。「このレーストラックは最新鋭の設備とトップレベルの安全性を誇っている。しかもこの湾岸地域では、冬季でも快適な気候条件が期待できるだろう」

• -
  ツイート
• 0
  シェア