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ウエーバー「ピッツォニアは負け犬」

2004年12月6日

 ウイリアムズBMWでは、過去数年にわたってチームドライバーのラルフ・シューマッハーとファン−パブロ・モントーヤの確執がしばしば取りざたされていた。新たにドライバーとして迎えたマーク・ウエーバーと、もうひとつのシートに座るのではないかとウワサされているアントニオ・ピッツォニアとの関係が良好でないことはよく知られているところだ。この2人が同じチームで働くことになれば、チームはまた同じ問題に悩まされることになる。
 ウエーバーとピッツォニアは、過去にジャガー・レーシングでのチームメイト同士であった。だがピッツォニアは、芳しい結果を残せず、その後イギリス人ドライバー、ジャスティン・ウイルソンにその座を奪われた。
 ピッツォニアは、ウエーバーと共にレースをしていた際、チームはウエーバー寄りでマシンもチャンスも同等には与えられなかったと語っており、それに対してウエーバーの反論がイタリアのガゼッタ・デロ・スポルト紙に掲載された。
 BBCは同紙からの引用という形で「ピッツォニアは自分の言っていることが嘘だということを分かっているはずだ」というウエーバーの言葉を伝えている。「彼の車は僕のと違っているって言ったって? もし本当に彼がそう思っているんであれば、彼は負け犬だね」「アントニオはテストでは速かったけど、レースで同じパフォーマンスを示すことができなかったというのが真実だ。今年、彼はラルフ・シューマッハーの代役でそれまでのジェネに代わってドライブしたときはいいレースをしたけど、そのときはプレッシャーを受けてなかったはず。だって失うものは何もなかったんだからね。でもシーズン開幕からのドライバーということになれば話は別だよ。それがウイリアムズで、ということならなおさらさ」
 2005年、もしピッツォニアにウエーバーのパートナー役が与えられたならば、なかなか興味深い1年となるだろう。




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