フォーミュラワンの最高権力者バーニー・エクレストンが、南アフリカＧＰを復活させる提案を支持する意向を示し、将来シリーズに加わる可能性のあるイベントの数をまたひとつ増やした。
　ケープタウンのディー・バーガー紙が報じたところによると、先日メキシコのカンクーンにＦ１スペックの新サーキットを建設する計画を是認したばかりのエクレストンは、アフリカ大陸南端の新コースでグランプリを開催するというオメガ・コンソーシアムの企てを支持しているという。
　同紙によれば、エクレストンは次のように述べた。「私たちは南アフリカへ行く。それは行くかどうかの問題ではなく、いつ行くかの問題だ。５年以内にケープタウンで南アフリカグランプリが開催されるだろう」
　１９９３年にキャラミで開かれたレースを最後に、Ｆ１サーカスはアフリカ大陸を訪れていない。ケープタウンの実業家デイビット・ガントによって立ち上げられたオメガグループは、同市の国際空港にほど近い敷地に専用のサーキットを建設し、世界選手権ラウンドを主催しようとしているが、現時点では南ア政府と投資家の両方からの支援を待っている状態だ。
　ガント氏はこの計画が最初に公表された際に次のように語っている。「Ｆ１招致の計画はかなり進んでいる。あとはこのプロジェクトを積極的に支援するという南アフリカ政府からの返事を待つだけだ。私たちは政府と民間のパートナーシップを確立することを望んでおり、民間セクターとも交渉をしている。すでに『南アフリカＦ１グランプリ招致会社』が設立されており、来年の早い時期にこの会社がレース開催の許可を正式に申請することになっている」

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