ジャガーのマネージングディレクター、デイビッド・ピッチフォースが、弱冠２１歳のクリスチャン・クリエンをマーク・ウエーバーのチームメイトとして起用したのは軽率な判断だったかもしれないと認める発言をした。２００４年はまずテストドライバーとして走らせた方が良かったというのだ。
　ピッチフォースはイギリスのモータースポーツニュース紙に対して次のように述べた。「クリスチャンをテストドライバーにするようにと、レッドブルを懸命に説得したんだけどね……。彼らも今となってはその方が良かったと認めているんじゃないかと思うよ」
　レッドブルからかなりの額のスポンサーマネーを持ち込んだと言われるクリエンは、車の信頼性が高いとは言いがたいこともあって、厳しいルーキーシーズンを過ごしている。とはいえ、今のところまだポイントは獲得していないものの、ここまでの９戦中６戦で完走を果たし、２週間前のモントリオールでは予選１０番手という自己最高位も記録した。
　一方、クリエンのチームメイト、マーク・ウエーバーは、ニュルブルクリンクでの７位フィニッシュによって２ポイントを得たが、ここまで合計５戦でリタイアを喫している。

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