チーム・マクラーレン・メルセデスは、来週へレスで行うテスト結果が良好なら、新しい改良型マシンＭＰ４−１９Ｂを７月４日に開催されるフランスＧＰで実戦投入することを明らかにした。

　マクラーレンＣＥＯのマーティン・ウィットマーシュは、ＢＢＣスポーツオンラインに対し、ＭＰ４−１９Ｂは素晴らしい仕上がりで、「慎重ながらも明るい見通しを持っており」、フェラーリの目下のライバルであるＢＡＲやルノーと互角に戦えるだろうと語った。
　ウィットマーシュは次のようにコメントした。「ヘレスのテストがうまくいくことを願っている。うまくいくと信じている」
「現実にうまくいけば、ＭＰ４−１９ＢをフランスＧＰで実戦投入する予定だ。もっとも、実戦投入は、あくまでもテストでのマシンパフォーマンスにかかっている」
「私たちは今のところ、慎重ながらも明るい見通しを持っている。しかし、マシンを実戦投入し、その後順調に開発していくには、安定したパフォーマンスを確保しなければならない。そのために、テストではしっかりスケジュールをこなしていくつもりだ」
　マクラーレンは今シーズン、開幕から絶不調のレースが続いており、獲得ポイントもわずか１２ポイントでザウバーに継ぐ６番手に低迷している。
　前戦は今シーズンのベストリザルトとなる５位と６位を手に入れたが、ウイリアムズとトヨタが失格となり順位が繰り上がった結果のことだった。
　ＭＰ４−１９Ｂのシェイクダウンテストは、ファーストドライバーのキミ・ライコネンがすでに６月１日、シルバーストンで行っている。

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