パナソニック・トヨタ・レーシングのドライバー、オリビエ・パニスは、カナダＧＰでは１０位でゴールしたが、その後失格となってしまった。そのパニスが、モントリオールでの週末を振り返る。
Ｑ：モントリオールに向けて、どんな準備をしたのですか？
オリビエ・パニス（以下ＯＰ）：モンツァでとてもいいテストができた。モンツァもローダウンフォースだから、モントリオールに向けてすごくいい準備になったよ。ファクトリーのみんなは、来月のホッケンハイムに新車を間に合わせようとしてすごく頑張っているし、物事は正しい方向に着々と進み続けている。
Ｑ：ジル・ビルヌーブ・サーキットで、マシンはどんな感触でしたか？
ＯＰ：正直なところ、まずまずだったよ。僕の予選タイムを見れば、クリスチアーノ（ダ・マッタ）からたった０．０４秒遅れだったし、僕の方が燃料が重かったんだ。レースで採った戦略（２回ストップ作戦など）を考えれば、予選は大変だったけれど、僕はいい走りができて１３位グリッドを獲れた。その戦略は、このコースではよさそうに思えたんだ。タイヤが、ロングランでも安定しているようだったからね。
Ｑ：モントリオールのようなローダウンフォースのコースで、特に違いを感じるのはどんなところですか？
ＯＰ：マシンの安定性が減って、ブレーキング時に暴れやすくなる。おさまりが悪くなるんだ。バンプを越えるときの挙動が大きくなるし、グリップレベルが低い感じになって、マシンが滑りやすくなる。これが、予選で最大の問題になるんだ。プッシュしたいけれど、タイヤをロックさせれば、簡単に０．５秒くらいロスしてしまう。簡単なことじゃないよ。特に燃料をたくさん積んでいるときにはね。非常な正確さが要求されるんだ。でも、僕はうまくやれたし、実際、自分のラップには満足だったよ。
Ｑ：レースはどうでしたか？ 不運があったうえに、後で失格になってしまいましたね？
ＯＰ：残念ながらその通りだよ。１コーナーで、かなりの混乱があった。ジャガーの２台とマクラーレンの１台が絡むアクシデントがあって、僕もタイムロスしてしまった。レースの残りは、できる限りのことをしたんだけど、その後、ブレーキダクトの問題が起こった。不運だったけれど、どうすることもできない。ポイントを失ったクリスチアーノとチーム全員のために、残念に思っているよ。
Ｑ：モントリオールとインディアナポリスの間には、何をする予定ですか？
ＯＰ：モントリオールの近くに滞在するんだ。１時間くらい離れたところなんだけど、湖があって、ジェットスキーや４輪自転車や、ありとあらゆる楽しみがいっぱいさ！ そこに友人たちと３日間滞在する。ただトレーニングをして、いくらか休養をとり、それから僕の１５０戦目となるグランプリに向けて、インディアナポリスに飛ぶ予定だよ。
パンターノもミナルディ狙い
