先のモナコGPではヤルノ・トゥルーリが堂々の走りで歴史的勝利を収めたルノーF1チーム。予選でも1位と3位を抑えた当イベントをチーム監督のフラビオ・ブリアトーレが振り返る。
Q:どのような週末でしたか?
フラビオ・ブリアトーレ(以下FB):昨日は格別のレースだった。週末を迎えた時点で車がモナコに合っているとは感じていたがね。今シーズンは走りが徐々に改善されていて、ついに頂点に達しこの勝利を手にできた。昨日のヤルノには誰も追いつけなかった。ミハエル(シューマッハー)でさえ事故がなかったとしても、3位がやっとだったろう。
Q:最終ラップは緊張したのでは?
FB:それはもう。どんなことでも起こり得るからね。最後の2〜3mまできても分からない。とはいえ、テレメトリー上でも全て問題なかったし、ヤルノに懸命にプレッシャーを掛けようとしていたジェンソン(バトン)も問題になることはないと踏んでいた。しかしそれにしても長いレースだった。77ラップもあってセーフティカーが何度も出て、平均時速はかなり遅くなった。チームの皆はフィニッシュの頃には力尽きそうだったよ!
Q:ヤルノの走りは週末を通して完璧でしたね。
FB:まさにそうだ。予選もすばらしかった。チームとしても予選であそこまでいくとは思っていなかった。レースで分かるとおり、燃料をかなり積んでいたからね。レース中の彼はミスひとつなく、ペースを制御し、自身の能力を披露した。もう彼の才能を疑う者はないだろう。この結果がすべてを証明した。
Q:2台の完走がならなかったことはどうでしょう?
FB:それだけが残念な点だ。1−2フィニッシュも行けると思っていたのに、フェルナンドの事故で叶わずに終わった。
Q:チームに何かメッセージはありますか?
FB:昨年のオフシーズン以来、エンストンとビリーのチームの皆、それにもちろんルノー・グループの皆が頑張ってくれた。今日の結果はその働きの報いに十分価するもの。全員がよくやってくれた。皆でこの時を喜び、そしてまた仕事に戻りたい。