2001年のスペインGPで、ラッキーストライク・BARホンダは、チーム初の表彰台を得た。それから3シーズンにわたって、表彰台に上ったのは1度きりだった。
チームは今年、最初の4戦で3個のトロフィーを獲得して、バルセロナに乗り込むことになる。コンストラクターズ選手権では3位タイ、ドライバーズ選手権では、ジェンソン・バトンが、2位と1点差の3位につけている。
バトンはこう語る。「イモラの2位の後だから、スペインでも、とてもコンペティティブだという自信があるよ。そして、赤いマシンにもっと近づけるんじゃないかと期待しているんだ! バルセロナでは、とてもポジティブなテストができているし、マシンはあそこですごく強力だということが、すでに証明されている。チーム全体とホンダとミシュランは、できる限り最高の結果を出すために、全力を注いでいるんだ。僕らは、今の勢いを持続するために、すごく頑張っているよ」
「バルセロナでレースをするのは楽しい。コースはチャレンジングで、空力的な効率がかなり重要になる。ドライバーのほとんどは、しょっちゅうあそこでテストしているから、コースをよく知っている。去年のバルセロナのレースは、僕にとって最高のレースにはならなかったけど、今年はエキサイティングなレースを期待しているよ」
佐藤琢磨も、今度のレースに向けて意気が上がっている。チームメイトと同様、いい成績が十分可能だと考えている。
琢磨はこう語った。「バルセロナは、冬季テストの間、チームがコンスタントにいいパフォーマンスを見せていたコースだから、レースがすごく楽しみだ。僕らは最初の4戦で、とても強力なパフォーマンスを見せられたし、今週(先週)のムジェロテストではマシンに改良を施したので、僕もチームもいい成績を出せるという自信があるよ」