フェラーリ社長のルカ・ディ・モンテゼモロは、アウトロドーモ・エンツォ・エ・ディノ、つまりイモラ・サーキットに関して、新しいサーキットがＦ１開催候補地として次々現れるプレッシャーに直面しているが、自分にできる限りを尽くしてＦ１カレンダー上に残したいと語った。
　トルコ、インド、またもしかするとロシアなど新しいＧＰ会場をカレンダーに加えたいバーニー・エクレストンにとって、サンマリノＧＰの開催地、イモラは、打ち切りの標的となっている。エクレストンはイモラの消滅はまだ決定したわけではないと言ってはいるが、他の候補地はカレンダー入りの空き待ち状態だ。
　これが最後となるかもしれない今年のサンマリノＧＰを見て、モンテゼモロは、イモラが姿を消すとは想像もつかないと話す。
「イタリアでのグランプリ開催が１度になることは考えられない」と、イタリアのスポーツ紙ガゼッタの取材に答える彼。「すべてが解決されたかに見えた後で、また問題が生じるのは残念なことだが、我々とイモラの結びつきは強く、どうしてもカレンダー上のその名を守っていかなければならない」
　イモラはフェラーリとミナルディの両ファクトリーに最も近いサーキットであり、ティフォシにとっては９月のモンツァとともにＦ１の聖地となっている。

• -
  ツイート
• 0
  シェア