ペレス「雨でマックスがいるのが分からなかった。バトルの中でお互いに限界を超えてしまった」/F1第10戦スプリント
2023年7月2日
2023年F1オーストリアGPの土曜スプリントで、レッドブルのセルジオ・ペレスは2番手を獲得した。
ウエットコンディションとなったスプリントのオープニングラップで、ペレスとチームメイトのマックス・フェルスタッペンは激しいバトルを繰り広げた。
2番グリッドから好スタートを切ったペレスが、ターン1の手前で、1番グリッドのフェルスタッペンの前に出た。フェルスタッペンはすぐさま反撃を行い、コーナー出口で並びかけるが、ペレスに押し出されるような形で、右側の片輪を濡れた芝生の上に落とし、再び後ろに下がった。フェルスタッペンは、ターン3でペレスのインに飛び込んだものの、態勢を崩して大きくはらみ、ペレスがコース外にはみ出すことに。ペレスは2番手でコースに復帰することができ、次のコーナーで再びフェルスタッペンに仕掛けるが、逆にすぐ後ろを走っていたニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)にポジションを奪われる結果となった。
このバトルの際に、フェルスタッペンもペレスも、それぞれ無線で「彼に押し出された」(フェルスタッペン)、「マックスはどうしたんだ」(ペレス)と怒りを示した。
24周のスプリントの11周目、ペレスはヒュルケンベルグを抜いて2番手を取り戻し、フェルスタッペンとともにレッドブルの1-2フィニッシュを飾った。
■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
スプリント・シュートアウト=2番手(SQ1=14番手1分06秒924:ソフトタイヤ/SQ2=8番手1分05秒836:ソフトタイヤ/SQ3=2番手1分04秒933:ソフトタイヤ)
スプリント=2番手(2番グリッド/タイヤ:インターミディエイト)
チームの全員にとって素晴らしい結果だ。スプリントレース序盤についてだが、マックスと僕は、お互いにミスジャッジがあって、必要以上に接近してしまった。でもそれについてすでに話をして、今は問題ないよ。
レースでは、ハースのニコを抜いた後は、確実に最後まで走り切ることに集中した。路面が乾き始めて、タイヤの温度が上がりすぎていたんだ。でも結局は望んでいた結果をつかむことができた。
明日の決勝は15番手からのスタートになる。オーバーテイクは簡単ではないだろうけど、全力を尽くしたうえで、何ができるかを見ていく。できるだけ多くのポジションを取り戻すために頑張るよ。昨日、とても良いペースを見せることができたし、マシンに良い感触を持っている。
まだ体調が優れなくて、残念ながら100パーセントの状態にはほど遠い。でも明日何ができるかを確認するのを楽しみにしている。
ボブ・ファーンリー(注:ペレスがかつて所属していたフォース・インディアF1チームの副代表で、金曜に訃報が伝えられた)のことをしばし偲びたい。彼は僕の人生においてとても重要な影響をおよぼした人だ。長い年月を共に過ごし、たくさんの楽しい時間を共有した。(夫人の)オードリーと彼の家族の幸せを願っている。本当に悲しい。幸せな思い出をたくさん作った仲なんだ。
(スプリント後の会見で語り)マックスは、ターン2に入っていく時のことで怒っていたんだと思う。僕には彼がそこにいるのが見えなかった。ターン1での走りがひどかったので、ラインを守ろうとしていた。でも彼がいると知った後で、ドアを開けて、コーナー入口でポジションを返した。
すべて問題ない。これについて話したからね。僕たちはトップと2番手で走っていたけれど、それでも(雨が降っていて)視界がとても悪かった。
(『Sky Sports F1』に語り)彼は芝生にはみ出した。ふたりとも少し限界を超えていたと思う。二度とこういうことが起きないように学ぶつもりだ。
(autosport web)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 219 |
2位 | ランド・ノリス | 150 |
3位 | シャルル・ルクレール | 148 |
4位 | カルロス・サインツ | 116 |
5位 | セルジオ・ペレス | 111 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 87 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 81 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 70 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
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1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 330 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 270 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 237 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 151 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 28 |
7位 | BWTアルピーヌF1チーム | 8 |
8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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