マレーシアＧＰを週末に控えたフェルナンド・アロンソが、母国スペインで起こった列車爆破事件の死傷者に対し、哀悼の辞を送った。

　先週、スペインの首都マドリードで、ラッシュアワーの通勤電車が爆破され、２００名以上もの死者を出すというテロ事件が起こった。１３個しかけられた爆弾のうち１０個が爆破した今回のテロ事件の犯人は、イラク戦争に関するテロ組織の仕業だと見られている。
　アロンソは、同郷のカルロス・サインツ同様、今回なぜこのような事件が起こったのか理解に苦しむと同時に、犠牲者に哀悼の辞を送るべく、週末のレースにはヘルメットに国旗を貼って出場すると述べた。
「（今週末は）ヘルメットに国旗を貼り、腕のところに何かしら哀悼の辞を表するものをつけて、レースに出場する。（爆破事件が起こったとき）僕はモルジブにいた。インターネットも電話もなかったので、事件について詳細を知ることが難しかった。しかし、あるとき家族と話をしたら、事件について教えてくれた。僕は相当なショックを受け、悲しくなった。会社員や学校へ行く途中だった子供たちなど、何の罪もない人々が犠牲になったんだからね。悲しくて辛かったよ」
「スペインだけでなく、世界中でいまは難しい時代を迎えている。この場を借りて、犠牲者の家族に対し哀悼の辞を申し上げる。スペインだけでなく世界中にとって辛い事件だ」
　アロンソは今週末、マレーシアＧＰに臨むが、昨年はポールポジションからスタートし、彼自身Ｆ１で初めてとなる表彰台を獲得した。

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