ルノーF1で昨年驚くべき好成績を挙げたフェルナンド・アロンソが、ファンにメッセージを送り、今年ベストを尽くすことを約束した。
2001年にミナルディでF1デビューを果たしたアロンソは、2002年にルノーでテストドライバーを務めた後、昨シーズン初めて、ルノーからレースに出場した。
様々な意味で、アロンソは昨年の大きな話題のひとつだった。スペイン出身の彼は、ハンガリーGPで初優勝を遂げ、経験豊かなチームメイト、ヤルノ・トゥルーリを上回るパフォーマンスを見せた。
2004年シーズンがいよいよ近づいてきたが、22歳のアロンソは、自分やチームメイトがタイトル争いをするだろうという見方を退けている。
1月29日に行われた新車R24の発表会の際に、アロンソは、英インディペンデント紙に対して次のようにコメントした。「僕らは(ミハエル)シューマッハーやウイリアムズやマクラーレンのドライバーたちに近づきたいと思っているけれど、まだチャンピオンシップについて話す準備はできていないよ」
「僕は22歳だし、まだ学ばなくちゃならない。毎年、進歩していかなくちゃならないんだ。今季に向けて、僕はより強く、より向上したと感じている。それを発揮できたらいいね」
「僕の昨年のパフォーマンスを見て、人々はかなり期待しているだろうし、僕の母国でもそうだろう。だけど、プレッシャーは感じないよ。僕にできるのは、ベストを尽くすことだけだ」
一方、トゥルーリは、友人でありチームメイトであるアロンソを賞賛して、次のように語っている。「フェルナンドが去年成し遂げたことは素晴らしかったよ」
「僕らはよく協力しあって働いているし、チームにはいい雰囲気がある。チームの作戦がうまくなったことで、2003年の最後の方のレースでは助けられた。今季は、巻き返せるよう頑張るよ」