パナソニック・トヨタ・レーシングは、10月3日(金)、スペイン・ヘレス・サーキットで4日間に渡るテストを終了した。
今回のテストでは、ドライバー育成プログラム“トヨタ・ドライバー・アカデミー(TDA)”の一員として欧州F3選手権シリーズに参戦し、現在ポイント・リーダーのライアン・ブリスコが30日(火)から3日間、テストに参加。“トヨタTF103”でミシュランのタイヤ比較や空力パーツのテストをこなし、280周を走破。また、テスト最終日となった3日(金)は、リザーブ・ドライバーのリカルド・ゾンタがテストを引き継ぎ、112周を走り込み、タイヤテストと共に、“鈴鹿サーキット仕様”となるエンジンの最終確認を行った。チームは、来週に迫ったF1世界選手権シリーズ最終戦“日本GP”へ向けて“トヨタTF103”の仕上りに手応えを得て、今シーズン最後となるテストを締めくくった。
ライアン・ブリスコ
9/30(38周):Best 1'35.049、10/1(117周):Best 1'22.355、10/2(125周):Best 1'21.297
「3日間のテストを通じて、まったくトラブルに見舞われることなく、多くの周回数を重ねることが出来、とても有意義なテストだった。天候は、3日間とも不安定だったが、ドライとウェットのコンディションで貴重な経験を積むことが出来た。ウェットコンディションでは、ミシュランタイヤを評価する機会を得るとともに、空力パーツのテストやクルマのセットアップ作業を行った。私にとって今シーズン初めてのF1テストで、“トヨタTF103”を体感することが出来たが、再び、すぐにでもテストに参加出来ればと期待している」
リカルド・ゾンタ
10/3(112周):Best 1'19.300
「今日のテストは、来週に迫った、鈴鹿サーキットで行われる日本GPに向けた準備作業に集中した。ミシュランのタイヤテストやクルマのセットアップを行いながら、鈴鹿に投入する新しいスペックのエンジンで、多くの周回数をこなした。とても有意義なテストだったので、日本GPでは、きっと良い結果が得られるものと確信している」
※路面状況:30日〜2日午前中ウェットコンディション午後からドライコンディション、3日ドライコンディション