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オーストリアGP FP1:新構造のリヤタイヤをテスト。フェルスタッペンがトップ、角田裕毅は5番手
2021年7月2日
2021年F1第9戦オーストリアGPのフリー走行1回目が行われ、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがトップタイムをマークした。レッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスは8番手、アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは9番手、角田裕毅は5番手となっている。
同じレッドブルリンクで行われる2連戦の2戦目初日。晴天だった1週間前に比べ、サーキット上空はより多くの雲に覆われている。午前11時半のFP1開始時点で、天候は曇り、気温17度、路面温度31度と、ともに大きく下がっている。
このセッションでは3人の若手ドライバーが出走した。まずアルピーヌからフェルナンド・アロンソに代わってテストドライバーの周冠宇、ウイリアムズはジョージ・ラッセルに代わってロイ・ニッサニー、そしてアルファロメオはアントニオ・ジョビナッツィの代わりにカラム・アイロットがステアリングを握っている。
今週末のタイヤはC3、C4、C5と、先週から1段階柔らかくなっている。これが予選、レースにどんな影響を与えるのか、各チームの力関係がどれほど変わるのかも、今回の見どころのひとつだ。さらに初日両セッションでは、ピレリの要請で各ドライバーに新構造のリヤタイヤが2セットずつ配られ、最低12周走ることになっている。テスト結果がよければ、次戦イギリスGPから投入される。
各ドライバーは序盤から積極的にテストタイヤを使っている。フェルスタッペンはまずソフトを履いてトップタイム、続いてテストタイヤで、最速タイムを更新した。ペレスも同じテストタイヤで2番手。ガスリー、角田はミディアムタイヤを履き3、4番手と、1週間前と同じくホンダ勢が最初から速さを見せている。角田は自己ベストを出す直前に派手にターン5でコースオフしたが、ダメージはなかったようだ。
テストタイヤでの周回を14周以上重ね、2台揃って最下位に留まっていたメルセデス勢は、まずルイス・ハミルトンがソフトタイヤに履き替え、3番手に浮上。バルテリ・ボッタスも同じタイヤで、8番手まで順位を上げた。その間にランス・ストロール(アストンマーティン)が最終コーナーでスピン。ガードレールに軽く接触するが、自力でピットに戻った。
開始後33分、角田が中古ソフトで1分5秒474でトップに立つ。しかし直後にフェルスタッペンがコンマ3秒以上しのいで、首位を奪い返した。それでもセクター1の最速は、角田が保持している。序盤はバランスに苦しんでいたフェラーリも、ソフトではシャルル・ルクレール2番手、カルロス・サインツ3番手のタイムを出した。
セッション終盤には、アルファタウリの2台もようやくテストタイヤを装着して周回を重ねた。FP1最速は1分5秒143のフェルスタッペン、0.266秒遅れて2番手ルクレール、3番手サインツ、4番手ボッタス、5番手角田、6番手キミ・ライコネン(アルファロメオ)、7番手ハミルトン、8番手ペレス、9番手ガスリー、10番手ランド・ノリス(マクラーレン)という結果だった。
(Kunio Shibata)
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6/21(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
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予選 | 結果 / レポート | |
6/23(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 219 |
2位 | ランド・ノリス | 150 |
3位 | シャルル・ルクレール | 148 |
4位 | カルロス・サインツ | 116 |
5位 | セルジオ・ペレス | 111 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 87 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 81 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 70 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 330 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 270 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 237 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 151 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 28 |
7位 | BWTアルピーヌF1チーム | 8 |
8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |