雨が降り出したC.ダ・マッタは11番手、本降りのO.パニスは14番手で予選第2日目へ
2003年F1世界選手権第15戦アメリカGPの予選第1日目が、9月26日(金)アメリカのインディアナポリス・モータースピードウェイで行われた。
パナソニック・トヨタ・レーシングは、残り2戦でのポイント獲得を目指し、先週3ヶ所のサーキットで2チーム体制のテストを行い、万全の体制を整えてアメリカGPを迎えた。
予選第1日目に先立って午前中に行われた1時間のプラクティスは、最初の20分間はドライコンディション、残り40分間は、雨に見舞われるという変りやすい天候のもとで行われた。このプラクティスで、ドライコンディションの序盤にセットアップを見出したO.パニスが3番手の好タイムをマーク。C.ダ・マッタは11番手ながらトップから1秒以内の僅差で続き、午後の予選第1日目へと臨んだ。
予選第1日目は、午前中の雨はやみ、曇天ながら路面もドライとなったコンディションで、現在の獲得ポイント順にタイムアタックが開始された。しかし、12番目に出走したC.ダ・マッタのタイムアタック直前から小雨が降り出す不運。C.ダ・マッタは1分11秒949で11番手のタイムに甘んじ、さらに、14番目に出走したO.パニスは、本降りの中でのタイムアタックとなり、1分17秒666で14番手から明日の予選第2日目へと臨むこととなった。
クリスチアーノ・ダ・マッタ
#21
シャシー:TF103/07
予選1回目:11番手
1分11秒949
(ポールと2.383秒差)
出走順:12番目
「この週末、インディアナポリス・モータースピードウェイでレースが出来ることを楽しみにしている。きっと、天気も回復するだろう。今朝のプラクティスから、クルマのハンドリングは、このサーキットに適していると感じている。予選第1日目の結果は、不運にも雨が降り出してしまったので、予選タイムそのものは、参考にならないし、それほど気にはしていない。とは言え、今朝のハーフ・ウエットの路面コンディションでは、完全にサーキットを学習することが出来なかったので、明日は、天候が好転することを願っている」
オリビエ・パニス
#20
シャシー:TF103/08
予選1回目:14番手
1分17秒666
(ポールと8.100秒差)
出走順:14番目
「今日の予選は、天候に見放されてしまった。予選タイムアタック中に、雨脚が強まったものの、最善を尽くした。TF103は、このサーキットに合っており、今朝のプラクティスで3番手のタイムを記録したことが戦闘力の高さを示している。天候にさえ恵まれれば、この週末の結果に自信がある」