F1第8戦イタリアGP予選トップ10ドライバーコメント(2)
2020年9月6日
2020年F1第8戦イタリアGP予選でポールポジション〜5番手に入ったドライバーたちが土曜日を振り返った。
■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 予選=5番手
今のところあまりいい週末ではない。ローダウンフォース仕様のマシンで完璧なバランスを見つけるのに苦労している。
グリップが不足していて、コーナーをうまく通過するのが難しくなっている。そういうわけで今日は5番手という結果になった。少しパワーが不足しているという要因もあるだろうが、それだけが理由ではない。この手のコースに合わせて微調整すべき他のことがいくつかあるし、コーナーでのペースが欠けているのは明らかだからね。
僕はやれることすべてを試みた。モンツァで使うのに可能なあらゆるウイングレベルを試したが、最終的にラップタイムは変わらなかった。
通常僕らは決勝では予選よりも高い競争力を発揮できるので、明日表彰台を獲得することは可能だと思っている。オーバーテイクは簡単ではないだろうが、3番手から10番手までのタイム差はとても小さい。3番手を狙って戦えると思うよ。ただ、メルセデスの話はできないね。彼らは違うレベルにいるから。
モンツァは特殊なコースだから、通常のレイアウトのコースに行けば、また3番手の位置に戻れると思う。
(自身の公式サイトに語り)Q2以降、(チームメイト同士でスリップストリームを利用し合うために)僕は最初のランをリードし、2回目のランではアレックス(アルボン)がリードするという走り方をした。Q3でも同じことをしたが、全員が連なって走っていたから、結局は効果が出なかった。
シーズンをスタートする段階では、メルセデスと戦うことを考えていた。でもモンツァに来ると、マクラーレン1台とレーシングポイント1台より後ろに下がってしまった。いいことじゃない。今年は、ローダウンフォース仕様で走ると、マシンのリヤ部が神経質で、それが今の問題点になっている。
■BWTレーシングポイントF1チーム
セルジオ・ペレス 予選=4番手
チームは今日、素晴らしい仕事をしてくれた。マシンを改善すべく、すべてのセッションで懸命に作業に当たり、その結果、すごいスタート位置を確保することができた。マシンをレース用にセッティングすることに集中していたので、予選でこれだけの競争力を発揮したことに驚いている。
ここはオーバーテイクが簡単ではないから、予選をうまくやることが常に重要だ。4番手は素晴らしいスターティングポジションだよ。僕らは前進しているし、明日表彰台をかけて戦うことができると自信を持っている。
エンジンモードに関する議論が多くなされているが、予選での僕らにもおそらく少しの影響があった。でもそれが明日のレースペースでプラスになるはずだ。
こういう結果を出せたことはチームにとっていいことだ。週末の間に状況をこれだけ好転させられたのはすごいことだよ。ここからは、明日良い結果を出すことに集中していこう。
■マクラーレンF1チーム
カルロス・サインツJr. 予選=3番手
3番手という結果には大満足だ! ガレージの皆が頑張ってくれたおかげだね。チーム全員にとっていい一日になった。
Q3で戦えるだけの速さがあるとは思っていたけれど、これほど接戦の予選でメルセデス2台の後ろの3番手だなんて、最高の気分だよ。
Q1最初にいいラップを走れたことで、新品ソフトタイヤ2セットをQ3に残すことができた。予選最後のアタックでは自分のすべてを出し切って、すごくいいラップを走れた。それでこの3番手をつかむことができたんだ。
まだ仕事が終わっていないことは分かっている。ポイントが与えられるのは明日だからね。クリーンなレースを走り、今日の結果を最大限に活用したいと思っている。
■メルセデス-AMG・ペトロナスF1チーム
バルテリ・ボッタス 予選=2番手
もちろんポールを逃したことに落胆している。これほどまでに僅差だったのだからなおさらだ。今週末はずっといいペースを発揮していたが、予想していたとおりにかなりの接戦になった。
今週末は(予選アタック時に)先頭を走ることに決めていたので、トウ(スリップストリーム)を得ることができなかった。唯一得られたQ2では最速タイムを記録できたけど、Q3では単独で走った。いい位置取りだったと思う。コーナーではクリーンエアで走ることができるからね。もちろんストレートでトウの恩恵を受けることはできないが。そのあたりのいいバランスを見つけるのは難しい。
それでもいいラップを走れたと思う。明日が楽しみだよ。金曜のロングランではルイスと同等のレースペースを発揮していた。ここはさまざまなチャンスを与えてくれるコースだから、それをうまく活用できるかどうかは僕次第だ。まだ可能性は残されている。
かなり接戦だったので、楽な予選ではなかった。絶対にクリーンなラップを決める必要があったんだ。Q3では2回ともいいラップを走ることができたのでよかったよ。自分のラップにとても満足している。バルテリとの差は本当に小さくて、プレッシャーはとても大きかった。
予選に向けて大きな変更を施していたので、予選前には少し心配だったが、結局はすべてうまくいった。
チームの皆は今日素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれたし、特にエンジンルールの変更にうまく対応してくれた。ファクトリーの皆に敬意を表したい。彼らは脇目も振らずに仕事に当たってくれた。彼らが信じられないような仕事を成し遂げてくれた結果、今日のリザルトを手に入れることができた。このつながりのなかの一員であることを誇りに思っている。
明日どういうレースになるのか、とても楽しみだ。楽しいバトルになるだろう。
(autosport web)
関連ニュース
1位 | マックス・フェルスタッペン | 393 |
2位 | ランド・ノリス | 331 |
3位 | シャルル・ルクレール | 307 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 262 |
5位 | カルロス・サインツ | 244 |
6位 | ジョージ・ラッセル | 192 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 190 |
8位 | セルジオ・ペレス | 151 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 62 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 31 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 593 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 557 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 544 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 382 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | BWTアルピーヌF1チーム | 49 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 46 |
8位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 44 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 17 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |
第23戦 | カタールGP | 12/1 |