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【メルセデス前半戦評価】速さに加え信頼性も確保。円熟期を迎えたハミルトンのF1タイトル防衛に死角なし

2019年8月22日

 2019年シーズン前半戦を終え圧倒的に優位な状態でタイトル争いを進めているメルセデス。しかし、フェラーリはあと一歩のところで2度の優勝を逃し、レッドブル・ホンダに関しても2勝を挙げており、後半戦も目が離せない戦いになるだろう。今回はトップ3チームにトロロッソを加えた全4チームの前半戦を採点。第1回目はメルセデスだ。
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■前半戦採点
・メルセデス:90点
・ルイス・ハミルトン:90点
・バルテリ・ボッタス:85点


 メルセデスは今年の最強チームである。しかし、12戦10勝という成績は、彼らの実力以上の結果と言っていいだろう。第2戦バーレーンGPと第7戦カナダGPはフェラーリ、第6戦モナコGPはレッドブル・ホンダが勝っていてもおかしくなかったからだ。


 メルセデスW10はこれまで同様、決して運転しやすいマシンではない。さらにパワーユニット(PU/エンジン)の性能は、明らかにフェラーリに劣る。


 しかし全10チーム中で、メカニカルトラブルもほとんどなく、パッケージとしての信頼性はダントツの首位である。


 そこにチームの臨機応変かつミスの少ない対応力と、現役最高のドライバー、ルイス・ハミルトンが加わることで、フェラーリが1999〜2004年に成し遂げた6年連続タイトル獲得の記録に、今年並ぼうとしている。

2019年F1第12戦ハンガリーGPで優勝したルイス・ハミルトンと3位のセバスチャン・ベッテル
2019年F1第12戦ハンガリーGPで優勝したルイス・ハミルトンと3位のセバスチャン・ベッテル


 確かに今季のハミルトンは、運やライバルの自滅に救われたレースがいくつもあった。しかしそれだけでは決して、12戦8勝、2位2回、全レースポイント獲得の成績は残せなかったはずである。円熟期を迎えた今のハミルトンに死角はない。


 一方のボッタスは、開幕序盤の勢いを明らかに失っている。開幕戦オーストラリアGPと第4戦アゼルバイジャンGPを制し、予選では第3戦中国GPから3戦連続、さらにハミルトンの地元第10戦イギリスGPでもポール獲得と、完全にチームメイトを蹴散らしていた。


 しかし、前半12戦が終わってみれば、予選は5勝7敗、レースも序盤の2勝のみに留まり、選手権2位の座も風前の灯である。今や初タイトル獲得の夢が潰えたどころか、来季のシートさえ危うくなっている。

2019年F1第11戦ドイツGP バルテリ・ボッタス
2019年F1第11戦ドイツGP バルテリ・ボッタス



(翻訳・まとめ Kunio Shibata)


レース

11/1(金) フリー走行 23:30〜24:30
スプリント予選 27:30〜28:14
11/2(土) スプリント 23:00〜24:00
予選 27:00〜
11/3(日) 決勝 26:00〜


ドライバーズランキング

※メキシコシティGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン362
2位ランド・ノリス315
3位シャルル・ルクレール291
4位オスカー・ピアストリ251
5位カルロス・サインツ240
6位ルイス・ハミルトン189
7位ジョージ・ラッセル177
8位セルジオ・ペレス150
9位フェルナンド・アロンソ62
10位ニコ・ヒュルケンベルグ31

チームランキング

※メキシコシティGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム566
2位スクーデリア・フェラーリ537
3位オラクル・レッドブル・レーシング512
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム366
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム86
6位マネーグラム・ハースF1チーム46
7位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム36
8位ウイリアムズ・レーシング17
9位BWTアルピーヌF1チーム14
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

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