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ルノーF1首脳「2020年の目標はランキング4位奪還」F1への長期参戦の意向も示す
2020年2月13日
ルノーF1チームは2月12日、2020年の体制発表会を行い、首脳陣が、F1コンストラクターズ選手権4位を取り戻すこと、2021年のF1レギュレーション変更に向けてしっかり準備を整えることが今年の目標であると語った。
フランス・パリのシャンゼリゼに位置するグループ・ルノーのフラッグシップストア、ラトリエ・ルノーに、ルノーF1チームの主要メンバーが集結した。チーム代表シリル・アビテブール、エグゼクティブディレクターのマルチン・ブコウスキー、シャシーテクニカルディレクターのパット・フライ、エンジンテクニカルディレクターのレミ・タファン、スペシャルアドバイザーのアラン・プロスト、そして新ドライバーラインアップであるダニエル・リカルドとエステバン・オコンらが顔をそろえ、新シーズンについての発表を行った。
発表会では2020年型『R.S.20』の実車は披露されず、プレシーズンテスト用カラーが施されたマシンの一部が画像で紹介されるにとどまった。ニューマシンが姿を現すのは、バルセロナでのプレシーズンテスト初日の19日になるということだ。
ルノー・スポール・レーシング会長ジェローム・ストールは、2020年はルノーF1チームにとって非常に重要な年になるとコメントした。チームの今年の目標は、ランキング4位を取り戻し、同時にF1レギュレーションが大きく変わる2021年に向けて着実に準備を整えることであるという。
2016年にワークスチームとしてのF1参戦を再開したルノーは、2018年にはコンストラクターズ選手権4位を獲得したが、2019年はランキング5位にポジションを落とした。
■ルノー首脳陣「新規則が導入される2021年に向け万全の準備をしたい」
「2020年はさまざまな意味において重要な年になる。F1に(ワークスチームとして)復帰した最初の3年のポジティブな勢いを取り戻すことを目指し、同時に全チームにとって新たなサイクルとなる来シーズンへの準備も行う」とストールはコメントした。
「創成期を終えたいま、我々は2021年の技術的変更に挑むための準備を整えるべく、かつてないほど強く決意を固めている。エンストンとビリーのファクトリーで働くチームが今年再びコンストラクターズ選手権4位獲得を狙ってチャレンジし、次の時代にチームとルノーブランドが成功を収めるための基盤を作ってくれるものと、全信頼を寄せている」
アビテブール代表も「今年は今まで以上に熾烈なシーズンになるだろうが、コンストラクターズ選手権4位を取り戻すことが今シーズンの目標だ」と強調する。
「シーズンオフに特定した3つの優先事項を尊重していく必要がある。それは最初から高い信頼性を発揮すること、シーズン序盤の段階から高いレベルの開発を確実に行っていくこと、コース上で高いコンバージョンレートを達成することだ」
「一方で、チーム全員の力を最大限に引き出すため、そして長く困難なシーズンのなかで毎レースウイークエンド最大限にチャンスを生かすため、チームスピリットを強化し、自信を取り戻す必要がある」
「2020年は、ひとつのサイクルが終わり、次の準備段階に入る、極めて重要な年だ。2021年のレギュレーション大規模変更に向けて、できる限りいいプロセスを踏んでいかなければならない。2019年後半に行われた組織変更は、これを念頭に行われた」
F1、FIA、チーム間の商業面の契約、コンコルド協定の現契約期間は2020年末までであり、これを機にルノーがF1から撤退するのではないかといううわさもささやかれているが、今回の首脳陣のコメントはそれを改めて強く否定するものとなった。
(autosport web)
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