ジャック・ビルヌーブ(ザウバー)
Q:ジャック、ここハンガリーでは何度か優勝したことがあるけど、このサーキットについて思うことは?
JV:ここはいつもドライブするのが楽しいトラックだ。数年前にコーナーがいくつか改修されたけど、その改修がサーキット自体を変えたわけじゃない。ドライブ中のリズムがいいんだ。レースも楽しそうだ。ミスしやすいく、ライバルたちにプレッシャーをかけることが可能だ。もちろん優勝すれば、どんなトラックだって楽しいもんさ。
Q:今でもそう感じている?
JV:いい思い出ができたのは何年も昔のことだから、すぐにでも新しい、いい思い出を作りたいね。
ジャンカルロ・フィジケラ(ルノー)
Q:ジャンカルロ、ここ3戦は予選4番手が2回、6番手が1回で、決勝でも同じ順位でフィニッシュしているね。インディ(アメリカ)以降のレースについての感想は?
GF:悪くはないよ。ここ数戦、特に決勝でトラブルに見舞われただけだ。前戦はスタートで出遅れてポジションを1つ落としたところに、佐藤(琢磨)に押されて4つか5つ順位を落とし、エアロパーツが1カ所壊れてブレーキの冷却が効かなくなったんだ。2度目のピットストップでは、タイヤを外してブレーキを確認したクルーが青ざめるほど状態が悪くリタイヤ寸前だった。でもフラビオ(ブリアトーレ)が、大丈夫、イケるって言うんで、レースに戻った。難しい選択だったけどよかったと思う。最後の数周はピットからゴーサインが出てミハエルをパスしたけど、我ながら見事だったと思う。
ジェンソン・バトン(BAR)
Q:大変なシーズンになっているけど、ウイリアムズとBARについての感想を聞かせて。
JB:去年もこの部屋で面白い状況だったね、今とそっくり。
Q:今年のことしか話してないじゃないか!
JB:その通り。そこが違う。僕は来季もBARホンダといたい、そう思っている。エンジンメーカーがチームと密接な関係を築き、しかもチーム株式の45%も所有している。F1ではそういうことが非常に重要なことだし、それが来年も残りたいと思った理由の1つだ。
Q:では個人的、もしくはドライバーとして、そっちを選んだわけは? 君自身の意見は?
JB:いつも未来を予想するのはすごく難しい。そのためにはベストを尽くすしかない。僕とBARはずっと長い時間を共に過ごし、共に浮き沈みを経験してきた。それが僕は、去年ホンダがBARだけでなくチームに深く関与しようと懸命になっていたことに気付いた。そう分かった途端、僕の将来に対する味方が変わった。僕とチームは今年何度か大変な目に遭ってるけど、困難にぶつかった時こそチームの強さが見えてくるんだ。その時、チームがもう一度立ち上がれるって僕は分かっていたように思う。まだ真の強さは発揮できてないけど、彼らはすごく精神的に強いし、すぐにでも流れを変えられるさ。それに僕は分かっている。ホンダは世界チャンピオンになるまで決してあきらめないってね。彼らの集中ぶりはすごい。彼らは車を売るためではなく、勝つために参戦しているし、そこが他のメーカーとの大きな違いだ。
キミ・ライコネン(マクラーレン)
Q:笑顔だね。先週の悔しさから立ち直った?
KM:まあね。
Q:立ち直るのにどのくらい時間がかかった?
KR:残念ながら初めてではなかったし慣れたよ。がっかりしたけど、今回に期待するしかない。
Q:ここは予選で7番手以上を獲得したことがないけど、7番手スタートで2位になったこともある。今回はどうだろう?
KR:いい予選順位が取れないと、かなり厳しいだろう。ここはパスしづらいからね。これからのお楽しみではあるけど、いい戦略が必要だろう。