初開催となるF1中国GPは予選が行われ、フェラーリのルーベンス・バリチェロが2戦連続となるポールポジションを獲得した。
中国GPのグリッドを決める今日の予選。予選1回目のセッションは晴れ、気温29度、路面温度41度というコンディションでスタート。前戦イタリアのウイナーであるバリチェロがまずはアタックし、1分33秒185というタイムをマークするが、続くミハエル・シューマッハーはそのバリチェロのタイムを0.6秒ブレイク。セクター1、3はミハエル・シューマッハーの方が速い。
3番手、4番手のアタッカーはBARホンダ勢。ジェンソン・バトンはミハエル・シューマッハーに1秒及ばない。佐藤琢磨はセクター1でバトンを上回り、3番手タイムだったが、続くウイリアムズのファン−パブロ・モントーヤがその上を行く。デイビッド・クルサードは6台の最後尾タイムに終わった。
今週末好調の7番手アタッカー、ジャンカルロ・フィジケラは、バリチェロを抜いてミハエル・シューマッハーに続く2番手に浮上。ザウバー勢はフェリペ・マッサも好調で、ストレートエンドで突っ込み過ぎたが4番手に食い込んでいる。
中盤まではブリヂストンタイヤを履く4台が上位を独占。圧倒的な差をつけたかと思われたが、16番手アタッカーのキミ・ライコネンが意地をみせ、ミハエル・シューマッハーの0.314秒遅れで2番手にジャンプ!
トヨタ勢も今回はそれほど遅れていない。リカルド・ゾンタはそれまでの好調ぶりをみせられず下位に沈んだが、17番手アタッカーのオリビエ・パニスは8番手に。トップスピードも高い。
今回、復帰してきたドライバー3名は、予選1回目は最後のアタックとなる。18番手アタックのラルフ・シューマッハーはセクター1で突っ込み過ぎたが、同僚モントーヤをしのいで6番手タイム。続くジャック・ビルヌーブはフェルナンド・アロンソの上に行って、13番手、20番手アタッカーのティモ・グロックはミナルディのジャンマリア・ブルーニより遅く19番手止まりとなった。
予選1回目は、44分で終了。ミハエル・シューマッハーがトップで、2番手にライコネン。以下、フィジケラ、バリチェロ、マッサというトップ5である。佐藤琢磨は1回目を8番手で終えた。終了時のコンディションは気温29度、路面温度42度。区間タイムトップはセクター1がミハエル・シューマッハー、2がバリチェロ、3がライコネン。フィジケラ、マッサのザウバー勢の2回目アタックに注目が集まった。
中国GPのグリッドを決める午後2時からの予選2回目。気温29度、路面温度42度というコンディション。下位チームは、3番手アタッカーのブルーニがターン3でスピンし、そのままピットインしたのを除けば、ほぼ1回目と同じ順位でアタックを終えている。
1回目予選ではビルヌーブに後れを取ったフェルナンド・アロンソは、2回目予選ではビルヌーブをしのぐ。9番手アタッカーのデイビッド・クルサードはがそのルノー勢の間に入ってきた。ジャガーのマーク・ウエーバーはセクター2で縁石に乗ってカウンターを当ててしまい、タイムが伸びず。
11番手アタッカーとなるジェンソン・バトンは、ほぼ1回目と同じタイムでアロンソを0.6秒しのぎトップに浮上。パニスはアロンソの後方のポジションにつける。