F1世界選手権第15戦イタリアGPの公式練習3回目と4回目に続き、公式予選が行われた。
午前9時から45分間行われた公式練習3回目では、リカルド・ゾンタが1分22秒867で14番手。オリビエ・パニスが1分23秒103で15番手。午前10時15分から45分間行われた公式練習4回目は、オリビエ・パニスが1分21秒889で12番手。リカルド・ゾンタが、1分22秒114で14番手となり、午後の予選へと臨むことになった。
午後1時から行われた公式予選1回目は、朝から続いた曇り空から太陽が覗き始め、気温も26度、路面温度34度、湿度46%と暑さを増す中で始められた。前戦ベルギーGPの決勝レース成績順で、8番目にコースインしたオリビエ・パニスは1分22秒169で16番手。10番目にコースインしたリカルド・ゾンタは1分21秒829で14番手。その後、午後2時から行われた決勝グリッドを決める予選2回目は、予選1回目の計測タイムの逆順でタイムアタック。5番目にコースインしたオリビエ・パニスは、1分21秒841で予選13番手。その後7番目にコースインしたリカルド・ゾンタは、1分21秒520を記録し予選11番手から明日の決勝レースに臨むことになった。
ルカ・マルモリーニ(エンジン部門 テクニカルディレクター)
「今日の予選は、納得出来るものだった。リカルド・ゾンタもオリビエ・パニスも共にパフォーマンスを発揮してくれた。我々は、決勝レースを見据え、今日の予選は、燃料を多めに搭載することを決めてタイムアタックに臨んだので、基本的に、結果は予期したものに近かった。モンツァは、エンジンの性能が問われるサーキットと言えるが、これまで、とくに問題は無く、前戦ベルギーGPで経験した問題が、ベアリングが壊れたことに起因することも究明し、決して再発するようなことの無い様に改善を施した。明日は、予選11番手と13番手から挑み、ポイントを獲得することを確信している」
高橋敬三(技術コーディネーション担当ディレクター)
「決勝レースを見据えたセットアップを見出せ、予選のタイムアタックも納得のいくものだった。ロングランのタイムからも非常に安定した速さを得ており、明日の決勝レースでは、上位フィニッシュとポイント獲得へ挑む」