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「昨年の好調さを持続できている」ガスリー、ホンダPUにも太鼓判/F1バーレーンGP直前インタビュー
2021年3月26日
今回のF1バーレーンGP開幕直前インタビューは、フランス語に限定された囲み取材だった。なのでほとんどはフランス人ジャーナリストだったが、にもかかわらずホンダのパワーユニットに関する質問が最初から多く出た。ホンダのF1撤退という事実は、日本人以外にも多くの衝撃を与えたということか。
そして「ホンダラストイヤー」への想いを聞かれたガスリーは、「日本人は最後まで決して手を抜かない。最終戦まで全力でやってくれる。だから僕も、期待に応える走りをする」と答えるのだった。
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──先日あなたは、降格されたレッドブルへの思いをかなり正直に語っていましたね。改めて話してくれますか。
ピエール・ガスリー(以下、ガスリー):あの時言ったことに、特に付け加えることはないかな(注:「レッドブル時代は、決して対等な扱いを受けていなかった。成功するために必要なものも、与えられなかった」と最近のインタビューで語っている)。あの時起きたことは起きたことで、過ぎたことは何も言っても戻ってこないからね。素晴らしい歳月を過ごす可能性が十分にあったけど、残念ながらそうはならなかった。それだけだよ。
──ホンダ製パワーユニット(PU)は、去年に比べて進化していると感じていますか?
ガスリー:昨年は、マシンパッケージ全体が確実に進化した。そのおかげで優勝もできたしね。今年のPUは改良を加えたことで、PU単体でもさらに進化してることは間違いない。でも問題は、ライバルたちと比べてどうかだよね。それはテストでは確認しきれなかった。その後データを解析して、ある程度の答えは出た。でも本当のところは、この週末を走ってからだね。
──現時点でアルファタウリ・ホンダは、どのあたりに位置している印象ですか。
ガスリー:う〜ん、それは他とのデータ比較をしないとわからないし、ライバルたちがどれぐらい燃料を積んでいたか、どんなエンジンモードで走っていたか、正確なところは不明だから難しいかな。ただ確かに言えるのは、昨年の好調さを持続できている手応えはあるということかな。
──ホンダのラストイヤーについては、どんな想いですか。
ガスリー:特に感想はないよ。日本人のメンタリティは、よくわかっている。最後のシーズンだからと言って、手を抜くなんてことはあり得ない。最終戦まで全力でやってくれる。いやむしろ、今まで以上に集中するだろうね。それは彼らにとって、当然のことだから。だから僕も、期待に応える走りをするつもりだよ。
■テストでは最多周回を走行「PUの信頼性は素晴らしかった」
──冬のテストでは、たとえばフェラーリやアストンマーティンは手の内を明かさないままだった印象です。今季のアルファタウリ・ホンダは、彼らより前に行けそうですか?
ガスリー:どうだろう。ファクトリーではライバルチームのデータも、ある程度は解析してると思う。僕が走った感じでは、僕らの方が少し上かなという感じだけど、でもさっきも言ったように、彼らがその時点でどんなコンディションで走ってたかはわからないからね。それが本当にわかるのは開幕戦だけじゃ不十分で、もう1、2レース経ってからじゃないかな。
──開幕戦の目標は?
ガスリー:いつも同じだけど、できるだけ上の順位でチェッカーを受けることだ。そしてその前提として、マシンが現時点で持っている性能を100%引き出すことだ。勝てるポテンシャルのあるマシンで4位になってもうれしくないけど、入賞がせいぜいのマシンで表彰台に上がれたら、物凄い達成感を感じるだろうからね。
ただ開幕戦というのは、全レースのなかでもかなり特別な週末だ。マシンの信頼性は100%じゃないし、ドライバーもスタッフも数カ月間レース本番から遠ざかってた。そんな状況で、最初からいかに自分の能力を全開で発揮できるかが、明暗を分けるだろうね。
──今年は同じサーキットで直前にテストが行われ、アルファタウリ・ホンダは最多周回をこなしました。少なくとも、信頼性についてはクリアしているのでは?
ガスリー:そこは本当に自信が持てる部分だと思う。特にパワーユニットの信頼性は素晴らしかった。
──アルファタウリ・ホンダは来季以降、コンスタントに上位5番手を狙える実力を備えそうですか?
ガスリー:難しい質問だね。来季の開発について話すのは、あまりに時期尚早だし。バジェットキャップの問題も絡んでくるし、今季の開発から来季の開発へといつ切り替えるのか、タイミングの問題もある。その時点で、今季どれぐらいの戦いができているかによるね。とはいえどのチームも、実質的には6月以降はほとんどアップデートは投入せず、来季型の開発に重点を移すんじゃないかな。
(取材・まとめ 柴田久仁夫)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
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1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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