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隠すから気になる、メルセデスのサスペンションに極秘の新機構との噂
2016年7月29日
ハンガロリンクではメルセデスに目立ったアップデートはなく、シルバーストンに持ち込まれた大量のアップデートと以前からあるハイダウンフォース仕様の組み合わせだった。
だが、フリー走行でルイス・ハミルトンのクルマには、いつもとは少し異なる部分が見受けられた。フロントサスペンションユニットに、それまではなかったカバーが設けられていたのだ。これはシルバーストンでは見られず、ハンガリーでもニコ・ロズベルグのマシンには取りつけられていなかった。
メルセデスが採用しているフロントサスペンションのヒーブユニット(垂直方向の動きをコントロールするもの)は、かなり複雑な構成のコンポーネントで、モノコック前端の一段下がった部分に露出した形で組み込まれている。したがって、このカバーはユニットを保護するものという説明も可能だが、実際このあたりはボディパネルで覆われるので、二段重ねで保護をする必要があるとも思えない。また、保護のためだとすれば、2台のうち1台だけに装備するのは道理に合わない。
したがって、これは開発中の新しいヒーブユニットを隠すためのカバーと考えるのが妥当ではなかろうか。メルセデスは昨年もヒーブユニットの開発を試み、その際にはカメラにとらえられないよう、入念にユニットを隠そうとしていた。ハンガロリンクで金曜日に使われたこのカバーは、同じ目的で作られたものかもしれない。
(Translation:Kenji Mizugaki)
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています
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