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バトンに見るホンダのエンジン使用のやりくり。バクーで4基目投入へ

2016年6月16日

 ジェンソン・バトンはカナダGPの決勝9周目にエキゾーストからスモークを上げてリタイアしたが、トラブルはパワーユニットではなく、ギヤボックスであることが判明した。それでも今週末のバトンはエンジン交換を行い、アゼルバイジャンに臨むことになった。


 モントリオールでの決勝9周目に白煙を上げたバトンのマシンは、ギヤボックスのシャフトが破損し、オイル漏れが起きたことがスモークの原因だった。


 今年のF1の規定では年間ひとりのドライバーは5基までエンジンを使用することが可能で、バトンは今季2基目のエンジンでカナダGPの決勝に臨んでいた。その2基目のエンジンは無事で、パワーユニット関連機器のダメージも皆無だった。


 バトンが使用していた3基目のエンジンはカナダGPの最初のフリー走行の時からオイル漏れを起こしており、その際もパワーユニット関連は無傷の状態で、もう一度使用することは可能な状況だった。


 それらパワーユニット一式は栃木のSAKURA研究所に送られ、詳細をチェック。その結果、今週末のヨーロピアンGPのバトンには新しい4基目のエンジンを投入されることになる。


 その4基目はカナダGPのアップデートされたターボチャージャーを装着して走行することになるわけだが、4基目の使用はバクーでの予選、決勝のみの予定。金曜日の練習走行はダメージのなかったカナダ決勝で使用した2基目が搭載されることになるようだ。


 バトンのチームメイトであるフェルナンド・アロンソは6基目のエンジンを使用中で、そのエンジンで今週末のアゼルバイジャンに挑むことになる。



(AUTOSPORTweb)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています




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