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ベッテルがライコネン続投を歓迎。「ふたりのエゴが衝突することは少ない」
2016年7月9日
セバスチャン・ベッテルは、チームメイトのキミ・ライコネンとの関係において「問題は最小限」であると認め、2017年もライコネンの契約を継続するというフェラーリF1の決定を、歓迎している。
フェラーリは7月8日(金)午前中に、ライコネンにとってフェラーリ復帰後4シーズン目となる来季も契約を更新することを明らかにした。ベッテルとのコンビは、3シーズン目となる。ベッテルはチームメイトの契約延長について、こう語る。
「できるかぎりチームの助けになれるよう、僕らはふたりとも懸命に取り組んでいる。自分たちの個人的な思いが、チームの努力に影響を及ぼすことのないようにしているので、正しい判断だったと思う。キミと僕は、パドックのなかで最もエゴの問題が少ない関係だと言える。チームにとっては良いことだ。複雑な部分は最小限になっているからね」
「総合的に見て、これまでもチームメイトとはうまくやってきた。難しいと感じたこともあったけれど、キミとの間には政治的なことはなにもない。すべてを落ち着いた状態で維持できるのは良いことだ。僕らのエゴは、それほど大きなものではなく、それも忘れることができる。チームにとっては良い状況だ」
フェラーリに再加入して以来のライコネンの不調は、これまで批判を浴びてきたが、ベッテルはチームメイトを擁護する。
「彼は、実力があってチャンピオンを獲得している。もしマクラーレンがより良いマシンを与えていたならば、もっと早い時期に何度かチャンピオンになっていた可能性もある。グリッド上にいるドライバーの中で最も才能のあるひとりだと、疑うことなく言える」
またベッテルは、ライコネンの将来に関する憶測に終止符が打たれたことに、安堵していると言う。
「いろいろなことが言われていたから、(噂が止むのは)重要だ。何も言われなくなって、仕事に集中できる」
ライコネン自身も、将来に関する懸念が払拭されたことを喜んでいる。
「すべてが終わって、質問に答えることではなく、レースに全力をかけることができる。この状況は僕の助けになるし、チームが僕を信じていることの証明になる」
(Translation:Akane Kofuji)
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています
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