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「政府はイギリスGPを支援すべき」とエクレストン

2007年11月22日

 長年にわたって批判され、F1開催地としての将来に疑問符を付けられ続けてきたシルバーストン・サーキットに対し、現在F1で最も大きな権力を持つ男が「最悪のサーキット」と呼び、再び痛烈な批判を突きつけた。

 2009年には契約の更新を迎え、ブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ(BRDC)が承認した2500万ポンド規模の再開発プログラムも予定されているシルバーストンだが、バーニー・エクレストンはF1カレンダーにおけるイギリスGPの将来に疑問を投げかけ、その財政負担の一部をイギリス政府が補うべきであると述べた。

「イギリスはF1レーシングの中心地であると考えられている」というエクレストンの発言をBBCは報じている。

「そしてわが国のサーキットは開催地の中でも最下位にランクされている。何をすべきかは、彼ら(イギリス政府)自身がよく知っている。少なくとも5年以上前から分かっているはずだ」

「どこから資金を調達するかは、私たちが関与するところではない。だが、不思議に思えるのは、今では重要なイベントのほとんどが政府の支援を受けているにもかかわらず、シルバーストンがそうした援助を受けていないことだ。オリンピック招致に費やしている金額のほんの何パーセントかを振り向けるだけで、政府はシルバーストンを支援できる」

 また、F1シーズンレビュー公式DVDの発売記念イベントにおいて、エクレストンはロンドン市街地でのF1レース開催の提案に対して政府の支援がなかったことにも失望したと述べた。

「ケン・リビングストン市長はきわめて協力的で、私たちは何ができるかについてのプランも作成していた。実現の可能性は十分にあった。あとはどこから資金を調達するかというだけの問題だった」

「そのコストは、政府がオリンピックに費やそうとしている金額に比べれば小さいものだった。もし彼らが純粋にビジネスとしての視点で見ていれば、つまりロンドン市外でのF1開催によって得られるさまざま収入を考えていれば、計画は実現していたはずだ。なぜそうならないのか、私には全く理解できない」




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