中国GPフリー走行3回目は、マクラーレンのキミ・ライコネンが1分34秒253でトップタイムをマークし、2番手にはファン-パブロ・モントーヤ(マクラーレン)がつけた。3番手にジャンカルロ・フィジケラ(ルノー)、4番手にはフェルナンンド・アロンソ(ルノー)が続き、コンストラクターズタイトル争いを展開する2チームの4台がトップ4を占めた。佐藤琢磨は8番手、ジェンソン・バトンは6番手とBAR勢も好調。
気温20℃、路面温度27℃、天気は晴れというコンディションの土曜日1回目のフリー走行。開始とともにミナルディの2台が走り出し、ジョーダンのふたりもインスタレーションラップを開始。これにマクラーレンの2台が続く。
ウイリアムズのアントニオ・ピッツォニアはそのままラップを重ね、フルラップの走行へと入り、7周を走りタイムは1分36秒034。このタイムを見てチームメイトのマーク・ウエーバーもコースへと出て行き、その最初のフルラップで1分37秒543から36秒512まで縮めると、ピッツォニアも35秒675にまでタイムアップしたところで、マシントラブルが発生してコース上でスピン、ストップしてしまう。
セッションのおよそ半分となる開始から23分頃になると半分以上の13選手が走り出す。この時点でまだインスタレーションラップも行っていないのは、今回は555のカラーリングのBAR、ザウバー、レッドブルの2台にフェルナンド・アロンソの計7台。
セッションが残り15分のところで佐藤琢磨がタイム計測、1分36秒191で3番目のポジションへつけた。以降、待機している選手も次々とコースへと出て行くがクリスチャン・クリエンは一度もコースへでないままでセッションを終える。
各選手最後のアタックを行い、トップは1分34秒253でマクラーレンのキミ・ライコネン。2番手にもチームメイトのファン-パブロ・モントーヤがつけてマクラーレンの1-2。そして3-4にはジャンカルロ・フィジケラ、フェルナンド・アロンソと並び、マクラーレン対ルノーの戦いの構図はこの日もしっかりと続いている。以降、ウエーバー、バトン、クルサード、琢磨のトップ8。金曜日の走行で復調を予感させたフェラーリ勢はミハエル・シューマッハーが11番手、ルーベンス・バリチェロが13番手といまいち。トヨタ勢もヤルノ・トゥルーリ、ラルフ・シューマッハーの順で15、16番手という成績だ。