メルセデスF1、フェルスタッペンとハミルトンのインシデントについて再審理を請求。車載映像が新証拠か
2021年11月17日
メルセデスF1チームは、F1第19戦ブラジルGP決勝で首位を走るマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)とそれを追うルイス・ハミルトン(メルセデス)がバトルをするなかで48周目にコース外に飛び出したインシデントについて、再審理を要求することを発表した。
決勝をパワーユニット(PU)交換のペナルティにより10番グリッドからスタートしたハミルトンは、次々にオーバーテイクを成功させ、31周目にはレースをリードするフェルスタッペンに続く2番手に浮上した。首位をめぐってバトルをするなかで、48周目、ハミルトンはターン4のアウト側からオーバーテイクを仕掛けるが、フェルスタッペンが防御、その際に両者がコース外に飛び出した。2台はコースに復帰、フェルスタッペンは首位を守って走り続けた。
フェルスタッペンがハミルトンをコース外に押し出すような形になったことで、この動きを問題視する見方もあったが、当時、レースコントロールはこのインシデントを記録したものの、スチュワードは審議不要との決定を発表した。
結局ハミルトンは後にオーバーテイクを成功させて、優勝を飾った。しかし48周の一件が審議すらされなかったことにメルセデスのチーム代表トト・ウォルフは激怒。また、レース後、FIAレースディレクターのマイケル・マシは、フェルスタッペンがターン4に入る時点の前方向の車載映像が入手できないままに、審議不要の判断を下していたことを明らかにした。この映像は、レース後になってから公開された。
ブラジルGP後の火曜午後、メルセデスは、このインシデントを改めて調査するよう求めたことを明らかにした。FIA国際競技規則第14.1.1条には「再審の権利」が定められており、「重要な関係する新たな要因が発見され、それが当該競技において再審を求める当事者が利用できなかった場合、裁定を下した当該審査委員会あるいはこれがないときはFIAに指名された機関が、再審理の請願書によってそれらの決定を再検討することを決定できる」と記されている。
メルセデスは11月16日に次のような声明を発表した。
「メルセデス-AMGペトロナスF1チームは、ブラジルGPでの48周目の44号車と33号車の間に起きたターン4でのインシデントに関して、スチュワードがその決定を下す時点で入手できなかった新たな証拠に基づき、本日、国際競技規則第14.1.1条の『再審の権利』を要求したことを発表する」
メルセデスはフェルスタッペンの前方向の車載映像を新たな証拠として用いるのではないかと考えられる。
再審請求を受け、まずはスチュワードはこれを受け入れて詳細な調査を行うか、再審請求を却下するかを検討する。スチュワードが再調査を行うと決めた場合、調査結果に基づき、フェルスタッペンの行為はペナルティに値すると判断し、なんらかの処分を下す可能性もある。
(autosport web)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
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1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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