最新記事
- アルピーヌ、リザーブのポール・アーロンをザ...
- F1 Topic:ローソンの6位入賞を支えた岩佐歩...
- F1の2026年プレシーズンテスト日程が決定、開...
- 「こういうマシンを用意してもらえたことに感...
- 「勇気ある決断で1ストップ戦略を選択した」...
- ハースF1のグッドウッド初参加が決定。チーム...
- 「タイヤが溶けていく感じ」スタート後の好感...
- クラッシュのアントネッリに、次戦3グリッド...
- 【F1第11戦決勝の要点】アロンソが3戦連続入...
- 【ポイントランキング】2025年F1第11戦オース...
- ノリスが今季3勝目、手に汗握る大接戦を制す...
- 【正式結果】2025年F1第11戦オーストリアGP ...
【F速プレミアム】グランプリのうわさ話:2021年のボッタス後任候補として注目されるラッセル
2020.01.15
事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けた調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
メルセデスF1は、2020年シーズン終了以降のドライバーがひとりも決まっていない唯一のトップチームだ。レッドブルは、マックス・フェルスタッペンと2023年末まで契約を延長することに成功している。これはある意味で、マーケットに残るベストドライバーを確保するためにはハミルトンと長期契約せざるを得ない、というメルセデスにとってのプレッシャーといえる。
だが、一方でチーム代表のトト・ウォルフにしてみれば、2023年末まではハミルトンに勝てるマシンを提供できるのは自分たちしかいないという意味で、思うがままに交渉できるという見方もできる。
今後はハミルトンのサラリーやレース以外の時間における行動の自由をめぐって、彼とチーム経営陣との間で主導権争いの駆け引きが激しくなるだろう。しかしウォルフにとってのより大きな懸念は、長期的な観点で誰をセカンドドライバーにするのかという問題だ。
バルテリ・ボッタスは、ハミルトンが去った後のチームを自分が引っ張れるということを証明できていない。したがってウォルフとしては、育成ドライバー契約を結ぶジョージ・ラッセルを2021年と2022年にセカンドドライバーとして起用する方向で検討している。ハミルトンが去るときまでには優勝候補に成長できているように、若いイギリス人ドライバーに時間を与えるためだ。
オーストラリア東部で猛威をふるっている森林火災は、今のところメルボルンからは数百キロ離れているため、来たるF1開幕戦オーストラリアGPへの直接的な脅威にはならないようにも見える。しかし、3月中旬までに状況が改善しない場合のドライバーやクルーの健康被害に対する懸念は高まっている。
現在メルボルンで開催されているテニスの全豪オープンでは、すでに数名の選手が汚染された空気による影響を理由に参加を取り止めた。今後数週間でさらに多くの煙が流れ込むと予想されており、状況の悪化は避けられない見通しだ。現時点でもグランプリ主催者はレースへの影響がないと考えているようだが、すでに外国人へのチケット販売数の落ち込みを覚悟しなければならなくなっている。現在オーストラリア訪問を考えている人の数が、通常時よりもかなり減っているためだ。
ピレリは、2020年シーズンにも継続して提供することを余儀なくされた2019年型F1タイヤについて、過度のデグラデーションやバーストの危険を減らすために極端な手段を使うことにした。2020年に向けて当初開発されていた新型タイヤが、F1の全チームによる投票で拒否されたためだ。
カーレーシング部門責任者のマリオ・イゾラによれば、それを安全に行う唯一の方法は「シーズン開幕当初からタイヤの空気圧を高めること」だという。「2020年のマシンは、当然2019年仕様のものより速く走れるはずだ。我々の2019年型タイヤは、設計された段階では想定されていなかった負荷にさらされることになる。だからレース中に問題が発生しないように、メルボルンの開幕戦から空気圧を高めることにした。
これによって予選ではタイヤのグリップが低下するだろう。だが同時にデグラデーションも通常より小さくなるはずだ。戦略のバリエーションが減ることにつながり、そのためにレースの面白さも薄れてしまうと考えている。しかしこれが各チームの望んだことであり、各チームが手にするものだ」と話を結んだイゾラは、ピレリの新型タイヤが各チームの反対にあったせいもあってか意気消沈した様子だった。
(Translation: AKARAG/ Yasuo Miyake)
・・・・・・・・・・・・・・・
ハミルトンが引退する前に……

XPB Images
だが、一方でチーム代表のトト・ウォルフにしてみれば、2023年末まではハミルトンに勝てるマシンを提供できるのは自分たちしかいないという意味で、思うがままに交渉できるという見方もできる。
今後はハミルトンのサラリーやレース以外の時間における行動の自由をめぐって、彼とチーム経営陣との間で主導権争いの駆け引きが激しくなるだろう。しかしウォルフにとってのより大きな懸念は、長期的な観点で誰をセカンドドライバーにするのかという問題だ。
バルテリ・ボッタスは、ハミルトンが去った後のチームを自分が引っ張れるということを証明できていない。したがってウォルフとしては、育成ドライバー契約を結ぶジョージ・ラッセルを2021年と2022年にセカンドドライバーとして起用する方向で検討している。ハミルトンが去るときまでには優勝候補に成長できているように、若いイギリス人ドライバーに時間を与えるためだ。
・・・・・・・・・・・・・・・
オーストラリアの森林火災に懸念

XPB Images
現在メルボルンで開催されているテニスの全豪オープンでは、すでに数名の選手が汚染された空気による影響を理由に参加を取り止めた。今後数週間でさらに多くの煙が流れ込むと予想されており、状況の悪化は避けられない見通しだ。現時点でもグランプリ主催者はレースへの影響がないと考えているようだが、すでに外国人へのチケット販売数の落ち込みを覚悟しなければならなくなっている。現在オーストラリア訪問を考えている人の数が、通常時よりもかなり減っているためだ。
・・・・・・・・・・・・・・・
ピレリ、2020年タイヤを却下され意気消沈

XPB Images
カーレーシング部門責任者のマリオ・イゾラによれば、それを安全に行う唯一の方法は「シーズン開幕当初からタイヤの空気圧を高めること」だという。「2020年のマシンは、当然2019年仕様のものより速く走れるはずだ。我々の2019年型タイヤは、設計された段階では想定されていなかった負荷にさらされることになる。だからレース中に問題が発生しないように、メルボルンの開幕戦から空気圧を高めることにした。
これによって予選ではタイヤのグリップが低下するだろう。だが同時にデグラデーションも通常より小さくなるはずだ。戦略のバリエーションが減ることにつながり、そのためにレースの面白さも薄れてしまうと考えている。しかしこれが各チームの望んだことであり、各チームが手にするものだ」と話を結んだイゾラは、ピレリの新型タイヤが各チームの反対にあったせいもあってか意気消沈した様子だった。
(Translation: AKARAG/ Yasuo Miyake)
関連ニュース
グランプリのうわさ話:クビサ、ピレリテストで2020...
グランプリのうわさ話:ルクレールのF1契約延長で立...
グランプリのうわさ話:フェラーリの次期ドライバー...
ライコネン観察日記:2021年以降はレースに対する気...
グランプリのうわさ話:資金供給が途絶え自らシート...
グランプリのうわさ話:メルセデスF1代表がFOMの新...
グランプリのうわさ話:ルノーから他チームへの移籍...
グランプリのうわさ話:サインツの3位入賞を祝うた...
グランプリのうわさ話:2019年限りでルノーを去るヒ...
グランプリのうわさ話:レッドブル「決断を急ぐ必要...
ライコネン観察日記:自宅で家族や友人と40歳の誕生...
グランプリのうわさ話:石油大手ペトロブラス、マク...
グランプリのうわさ話:新型フロントウイングを取り...
グランプリのうわさ話:F1への新規参入を目指すチー...
グランプリのうわさ話:ルノーF1、マクラーレンを失...
6/27(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
6/28(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
6/29(日) | 決勝 | 結果 / レポート |


※オーストリアGP終了時点
1位 | オスカー・ピアストリ | 216 |
2位 | ランド・ノリス | 201 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 155 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 146 |
5位 | シャルル・ルクレール | 119 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 91 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 63 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 42 |
9位 | エステバン・オコン | 23 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 22 |

※オーストリアGP終了時点
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 417 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 210 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 209 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 162 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 55 |
6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 36 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 29 |
8位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 28 |
9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 26 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 11 |

