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F1第21戦アブダビGP決勝トップ10ドライバーコメント

2018年11月26日

 2018年F1第21戦アブダビGP決勝でトップ10に入ったドライバーたちが決勝日を振り返った。


■メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ
ルイス・ハミルトン 決勝=1位


ルイス・ハミルトン 2018年F1第21戦アブダビGP


 素晴らしい一年だった。たくさんのことに感謝している。自分の健康、チーム、ファクトリーやサーキットの現場でのハードワークといったものだ。それから、お金を貯めてサーキットまでレースを見に来てくれたファンや、自宅で応援してくれたファン、ポジティブなエネルギーや祈りを送ってくれた人たちに、心からお礼を言いたい。


 今年は今後の励みになるような経験を積むことができた。サーキットに来て、あらゆる手を尽くして完璧な仕事をしたいと思った。チームは一年を通して最高の仕事をしてくれたから、彼らにお返しをして、いい形でシーズンを終えたかった。それを実現できたと思う。


 僕自身、一年を通して向上することができた。これからも努力を続け、人にエネルギーを伝えていきたい。


 今日は走っていてとても楽しかった。すべての瞬間をエンジョイできたから、こういう日をたくさん経験できることを願っている。


(表彰台で上半身を脱いだ理由について聞かれ)前からやりたかった。(背中に入れた)“Still I Rise”(それでも私は立ち上がる)の文字を見せたかった。今日はその完璧なタイミングだと思った。まさに今年がそういう感じだったんだ。“Still I Rise”の言葉を知らない人に教えたい。詩の一節だから読んでみてほしい。つまずいている人、落ち込んでいる人は理解できるはずだ。今年はそういうことが何度もあった。僕はこれについて伝える役割を果たしたいと思っている。だから今日こういうことをした。


■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル 決勝=2位


2018年F1第21戦アブダビGP セバスチャン・ベッテル、キミ・ライコネン
2018年F1第21戦アブダビGP セバスチャン・ベッテル、キミ・ライコネン


 今日のレースはこの一年を反映したような展開だった。アップダウンがあって、最後には前に近づけるんだけど、追い抜くには至らない。


 今日はできる限りついていこうと頑張ったが、バルテリ(・ボッタス)のすぐ後ろを走り続けるのは楽ではなかった。僕の方が少し速かったけれど、なかなか近づけなかった。特に最終セクターは厳しかった。彼が問題を抱えるようになって、ようやく抜くことができたんだ。


 僕らはストレートでは速かったが、最終セクターでついていくのに苦労した。最後のふたつのコーナーが特に難しかったね。


 レースの途中で、今日は勝てるかもしれないと思った。だから懸命にプッシュしたが、結局届かなかった。


 今年は本当にハードな一年だった。自分たちの仕事を見直す必要がある。もっとうまくできたはずのことがいくつもあるし、このチームの持つポテンシャルはとても大きいからね。


■アストンマーチン・レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 決勝=3位


2018年F1第21戦アブダビGP セバスチャン・ベッテル、マックス・フェルスタッペン
2018年F1第21戦アブダビGP セバスチャン・ベッテル、マックス・フェルスタッペン


 スタートがうまくいかなかった。エンジンに少し問題があって、そのためにオープニングラップでいくつかポジションを落とした。発進自体はよかったけれど、プロテクションモードに入ったみたいで、センサーを切ったら、その後は問題なくなった。


 問題を解決してからは、アタックできるようになり、いくつかオーバーテイクを楽しんだ。なかでも(バルテリ・)ボッタスを追い抜いた時は楽しかったね。彼には僕が見えていなかったみたいで、当たってしまったけれど、幸いどちらにもダメージはなかった。このサーキットは前のクルマにぴったりついて走るのが難しい。だからセブ(ベッテル)に仕掛けるチャンスはなかった。


 終盤は、バイザーがくもって前が見えなくて困った。ピエール(・ガスリー)のマシンから出るオイルがついてしまったんだ。拭き取ろうとすると余計に悪くなるから、まるで霧のなかで走っているようだった。


 タイヤが最後まで持ってくれたおかげで、シーズン最後のレースを表彰台で締めくくることができた。テストが終わったら、その後、皆が休暇に入る。リフレッシュして戻ってきて、2019年の新しいチャレンジへの備えをしよう。


■アストンマーチン・レッドブル・レーシング
ダニエル・リカルド 決勝= 4位


2018年F1第21戦アブダビGP ダニエル・リカルド
2018年F1第21戦アブダビGP ダニエル・リカルド


 このチャプターの締めくくりに表彰台に上りたかった。だから4位では大喜びはできないし、がっかりしているんだ。


 一時トップを走ったことは楽しかったけれど、長くステイアウトしたことで、上位グループに後れを取ってしまった。僕らの選択肢は多くはなかった。もっと早くピットインしてコース上のポジションを守った方がよかったのかもしれないが、まさかスーパーソフトがあれほど長持ちするなんて誰も思わなかっただろう。


 タイヤ交換した後はペースの面で僕にアドバンテージがあったけれど、それもすぐになくなってしまい、(前を走る)マックス(・フェルスタッペン)やその前のドライバーたちにチャレンジすることができなかった。


 今はまだ今日のレースのことで頭がいっぱいだけど、興奮が収まったら、レッドブルと過ごした5年間のことを思い起こすだろう。彼らと一緒にチャンピオンになりたかった。それはかなわなかったが、彼らのおかげで初めてのポールポジション、優勝、表彰台を達成することができた。これまで僕がF1で成し遂げてきたことは、すべて彼らのおかげだ。心から感謝している。


 レース前にガレージで皆がセレモニーをして、愛情を示してくれたのはとてもうれしかった。あの時のことは絶対に忘れない。


 この5年のことをチームに、この10年のことをレッドブルに感謝したい。彼らとの最後のレースで、自分の靴からシャンパンを飲んで、皆と祝いたかった。それはできないけれど、レッドブル・ファミリーへの感謝と愛を示して、このチャプターを終えようと思う。


■メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ
バルテリ・ボッタス 決勝=5位

 もっといい形でシーズンを終えたかった。今回のレースは、僕の今年を表すような展開だった。序盤は好調だったが、その後、どんどん悪くなっていった。レースの初めごろはすべてがいい感じに思えていたのに、ターン5とターン8でロックアップして、タイムをロスした。ブレーキに苦しみ、マックスとの接触でスローパンクチャーにも見舞われ、2度目のピットストップをしなければならなかった。マックスとのバトルについては、接触をしたし、激しいポジション争いだったけれど、フェアで真っ当なバトルだったと思う。


 2回目のピットストップを終えた後のレース終盤はとても長く感じた。もうポジションを上げられる見込みはないと分かっていたからだ。


 今シーズンは僕が望んでいたような流れにはならなかったから、終わってほっとしている。この後の数週間は忙しいけれど、12月の休暇が楽しみだ。2019年には新たな気持ちでスタートを切りたい。今シーズンに起きたことをすべて分析し、来年はもっと強くなって戻ってくるよ。


■ルノー・スポール・フォーミュラワン・チーム
カルロス・サインツJr. 決勝=6位

 今日の6位は本当に素晴らしい結果だし、フランスとメキシコで悔しい思いをした分を取り戻したような気分だよ。僕らにふさわしい結果だ! 全体を通してとてもペースがよく、完璧なレースを遂行することができた。コンストラクターズ選手権4位という結果を達成できたことは、僕らにとって非常に大きなことだ。


 今回の最終戦で、一年のなかで成し遂げてきた進歩をしっかりと証明することができた。自分たちの成果に満足しながら、このチームを離れることができる。ドライバーとしてはこれが大きなモチベーションにつながるよ。


 ルノーチームで走るレースはこれが最後だ。この1年半のことをチームの全員に感謝している。でも、ルノーファミリーから離れてしまうわけではない。マクラーレンに行っても、ルノーの仲間たちに会えるのを楽しみにしている。


■アルファロメオ・ザウバーF1チーム
シャルル・ルクレール 決勝=7位

 今日のレースでは、もっと上に行けた可能性があったと思う。それでも最終戦で7位といういい結果を出し、ポイントを獲得してシーズンを締めくくることができたのだからよかった。


 素晴らしい一年を過ごさせてくれたアルファロメオ・ザウバーF1チームに感謝している。彼らはたくさんのことを教えてくれた。ともに仕事ができたことも、努力が進歩に反映されたことも、素晴らしいことだった。チームに関われたことを誇りに思っているし、彼らの将来が最高なものであるようにと祈っている。


■レーシング・ポイント・フォース・インディアF1チーム
セルジオ・ペレス 決勝=8位

 今週末に起きたすべてのことを考えると、ポイント圏内でフィニッシュできたことをうれしく思っている。マシンに満足していたわけではなく、期待していたようなペースもなかった。バランスの問題は結局解決できなかったし、マシンのどこかにダメージがあったかもしれない。


 レースのスタートが決め手になったね。1周目をうまく走って、トップ10圏内に入ったんだ。その後は戦略が計画どおりに機能して、レース後半はシャルル(・ルクレール)を追いかけた。最後の数周でだいぶ近づけたけれど、追い抜けるだけの速さはなかった。


 コンストラクターズ選手権7位の座を(ザウバーから)守ることができてうれしい。それに、ポイントを獲得してシーズンを終えるというのは大事なことなんだ。


■ハースF1チーム
ロマン・グロージャン 決勝=9位

 1周目にダメージを負ってしまってからは困難な状況だった。フロントウイングに少しダメージがあり、もしかすると他にもあったかもしれない。けれどもニコ(・ヒュルケンベルグ)が無事でよかった。


 今日はマシンが乗りづらい状態だったけれど、ケビンが10位でフィニッシュして、2台揃って入賞できてうれしい。
 僕らのチーム内ではとてもいい関係が築かれていて、一緒に過ごすのも楽しい。そういうこともあって、チームにダブルポイントをもたらすことができてものすごくうれしいんだ。


 もちろん、常にもっと上を望んでいるし、今日はそれが可能だったと思う。でもマシンのダメージを考えると、この結果にはかなり満足だよ。


ケビン・マグヌッセン 決勝=10位
 とてもいいシーズンだった。このチームがまだ新しいということを忘れてしまうぐらい、素晴らしい年だった。まだ参戦3年目だなんて信じられないよね。


 今季は一歩前進し、コンストラクターズ選手権7位になるという目標を立てていた。でも実際には余裕で5位になったんだ。一年を通して一貫して強さがあった。最後まで、ルノーやフォース・インディアに挑戦した。すごいことだと思う。期待以上の一年だったよ。



(autosport web)




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2位セルジオ・ペレス64
3位シャルル・ルクレール59
4位カルロス・サインツ55
5位ランド・ノリス37
6位オスカー・ピアストリ32
7位ジョージ・ラッセル24
8位フェルナンド・アロンソ24
9位ルイス・ハミルトン10
10位ランス・ストロール9

チームランキング

※日本GP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング141
2位スクーデリア・フェラーリ120
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム69
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム34
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム33
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム7
7位マネーグラム・ハースF1チーム4
8位ウイリアムズ・レーシング0
9位ステークF1チーム・キック・ザウバー0
10位BWTアルピーヌF1チーム0

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