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アロンソ「F1タイトル争いが懐かしい」。中位以下に沈むフラストレーションを語る

2016年12月29日

 マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは、長い間F1チャンピオン争いに関わることができず寂しいと語った。彼が本格的にタイトル争いに絡んでからすでに4年がたっている。


 アロンソは2005年、2006年にF1チャンピオンとなり、2007年、2010年、2012年にはシーズン終盤までタイトルを争った。


 2013年には圧倒的だったセバスチャン・ベッテルに大差をつけられ2位に甘んじ、フェラーリが不調に陥った2014年には表彰台にわずか2回しか立つことができなかった。2015年からの2年間はマクラーレン・ホンダを中位グループから浮上させることに努めている。


「ああいう感情を5回も経験したのだから十分にラッキーだ」とアロンソは、過去のタイトル争いについて語った。


「トレーニングをして、シミュレーター作業をして、ファクトリーに行って、イベントをこなして、メディア対応をする。日曜(の決勝)で競争力を発揮し、タイトルをかけて戦うために、なんだってやる」


「この4年は(タイトル獲得の)可能性を持ってグランプリに臨むという気持ちから遠ざかっている」


「でも一方で僕はあのプレッシャーと気持ちをすでに5回味わえて、そのうちの2回は実際にタイトルを獲得できたのだから、本当にラッキーだと感じている。素晴らしい才能があるのにF1でレースをするチャンスにすら恵まれないドライバーはたくさんいるんだ」


「F1にデビューできても、表彰台に立つこともできないし、トップ3記者会見も経験できないドライバーもいる。ポールポジションからレースをスタートする感触も味わえず、グランプリで1回も勝つことができないんだ。大きな才能に恵まれていてもね」


「だからもちろん僕はとても幸運だと思っている。でも(長い間タイトル争いに加わることができないのは)寂しいね」


 アロンソは、ルノー/ミシュランで走っていた際に、フェラーリ/ブリヂストンを駆るミハエル・シューマッハーと戦った2006年のタイトル争いが、自身にとって最も過酷な戦いだったと考えている。


「あの年はブリヂストンのパフォーマンスが良く、彼は常に必要な結果を出して優勝をつかんだ」とアロンソはシューマッハーについて語った。


「ミシュランが有利だった時には、かなり自信を持って戦ったけれど、それでも彼は上位に来た」


「彼より大量にポイントを稼ごうと思った週末にも、彼は3位、4位、2位といったあたりにいた。常にこちらの予想以上の結果を出していた」


「今まで戦ったドライバーの中でそんなことができたのは彼だけだった」


 アロンソは、マクラーレン・ホンダのこの2年の苦難は、成功に慣れている者たちにとっては耐え難いものであると認めた。


「マクラーレンはF1の歴史の中で2番目に優れたチームだ。なのに予選Q1で(進出をかけて)戦っているというのは、普通のことではない」とアロンソは語った。


「チームの全員がプレッシャーを感じている。まだ期待に応えることができておらず、全員がフラストレーションを感じている」


「さらに、表彰台や優勝を目指して戦うことができないという、個人的なフラストレーションもある。時には、可能なはずの結果をもたらすことすらできない。わずか10周で問題が起きて、エンジンやバッテリーや、そういったものをデチューンしなければならなかったりしてね」


「ザウバーあたりが追いついてきて、オーバーテイクされる。するとその素晴らしいオーバーテイクに観客が喝采を送る。でも僕らの方が100馬力もパワーが小さいかもしれないんだ」


「走り方を忘れたわけじゃない。自分たちのコントロールが及ばない状況があるということだ」  



(AUTOSPORTweb)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています




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